脇の下のリンパで肩こり改善!?不快な症状の予防と改善
肩こりがひどい時に脇の下が痛むことはありませんか?
実は肩こりと脇の下のリンパには大きな関係があり、肩こりの原因や改善には、脇の下のリンパを流すことがポイントになることもあるようです。
そこで今回は、肩こりと脇の下のリンパの関係について、詳しくまとめてみました!
ぜひ参考にして不快な症状を早期に改善しましょう!
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目次
肩こりで脇の下が痛いのはなぜ?
パソコンなどのデスクワークをしていると肩が張って痛くなることもあります。
動かそうにも凝り固まっていて思うようにはなかなか動かなかったり首や肩甲骨周辺まで痛くなっていたり、そうしてひどいときには頭痛までしてしまったりすることがあります。
そのような肩こりには意外かもしれませんが脇の下も関係しています。
脇の下というのは肩こりを起こす筋肉の反対側の筋肉になります。
脇の下の筋肉は背中から腕へ伸びる筋肉で、棘下筋・大円筋・小円筋・広背筋と全部で4つの筋肉です。
背中の筋肉も関係しているので、背中を丸めた悪い姿勢でいることが影響してくるのです。
筋肉の性質はゴムのようなもので伸ばすと縮もうとする力が働きます。
そのため背中を丸めて筋肉を伸ばしていると縮もうとする力が自然と発生して引っ張り合いの状況になっていまいます。
引っ張り合いを長時間続けることで筋肉は疲れてしまい凝り固まってくるのです。
悪い姿勢でいるとまずは脇の下の筋肉が凝り固まって、脇の下の筋肉が硬くなることで僧帽筋や肩甲挙筋といった肩の筋肉まで引っ張られてしまうので肩こりになってしまいます。
つまり肩こりは、まずは脇の下の筋肉から始まるのです。
なかなか改善しない肩こりには脇の下のリンパに注目して!
肩こりを訴える人はほとんど肩の可動域が狭いです。
肩こりによって肩甲骨や腕の骨が動かし難くなる位置に移動してしまうからです。
そして狭い可動域のため動ける筋肉だけ働いて部分的に疲れてしまい、ほとんど動かない筋肉では血行が悪くなってしまいます。
それだと回復することが遅れてしまうので、肩こりの悪循環を引き起こしています。
そして多くの人が肩こりの部分、つまり肩の上部を揉んでほしいと訴えるのですが、実は肩の上部を柔らかくしたところで肩の可動域は狭いままで悪循環から抜け出せません。
脇の下の筋肉が硬いと肩甲骨は上がったままで動きが制限されてしまうので、肩の可動域を広げるためには脇の下の筋肉をほぐすことが重要になります。
つまり肩こりを解消するなら脇の下の筋肉からほぐして、肩甲骨を正しい位置に戻して、狭かった肩の可動域を広げることが先決になります。
また脇の下をほぐすことで肩こりになり難い体質になれるメリットもあります。
肩こりは脇の下のリンパに関係が!?
人間の身体の中を巡る体液は血液だけでなくリンパ液もあります。
リンパ液は全身の栄養素を運び、老廃物や疲労物質を回収してくれ、侵入してくるウイルスを食い止める働きがあります。
そのようにリンパ液は大切な役割があるのですが、血液のように心臓がポンプとなるわけではなく、放っておいて勝手に流れるものではありません。
リンパ液は筋肉が動くことで流れるのです。
つまりリンパ液を正常に動かすには筋肉の動きが不可欠で、生活習慣や運動不足や悪い姿勢などでリンパ液の流れが悪くなると、老廃物や疲労物質が身体に溜まりやすくなって、痛みや不調を招きやすくなってしまいます。
肩こりの痛みや不調にしても、リンパ液の流れが悪いことが原因になっています。
ちなみに肩こりに大切な脇の下には腋窩リンパ節があります。
脇の下は喉や肺に近い箇所なので外部からのウイルスにいち早く反応して、抗体を作り出し、ウイルスを撃退してくれます。
つまり脇の下は免疫にとって重要な役割を担っている箇所でもあります。
脇の下のリンパをスッキリ流す!肩こり解消マッサージ
脇の下のリンパを流すことで肩こりを改善していきましょう。
まずは座ってください。
それから手を太ももの上に置いて、肘を外に張りましょう。
それで脇の下の筋肉がゆるんだ状態になります。
その状態でリンパマッサージしましょう。
1つ目のマッサージでは、親指を脇の下に入れて、他の四指を背中に向けて、後ろ側の筋肉をつまみます。
腕の付け根から肩甲骨の下のほうまで少しずつずらしながら、四指を引くようにマッサージしましょう。
2つ目のマッサージでは、四指を脇の下に入れて親指を胸側にします。
そして胸の筋肉を掴むようにして少し引っ張りましょう。
そのとき強くは引っ張らないようにしましょう。
痛気持ち良いくらいの力加減にします。
3つ目のマーサージでは、四指を軽く曲げた状態にしてから脇のしたに入れてから押しの伸ばすように刺激していきます。
肩甲骨の前側の筋肉をマッサージしているのですが、力が強すぎると翌日痛くなるので注意してください。
4つ目のマッサージでは、脇の下で一番くぼんでいる部分を押します。
親指で軽く上に押していきましょう。
以上4つのマーサージは数回程度にしてください。
やりすぎは良くないのでほどほどにしておきましょう。
肩こり予防は脇の下のリンパがポイントに!
肩こりで肩だけでなく首から背中まで広範囲に痛みや重苦しさがあるときがあります。
それにひどいときだと電流が走ったような痺れが出てくることもあります。
そのような場合は動かしたりマッサージしたりするだけでなく暖かいタオルを当てるのも効果的です。
また筋肉の疲労に効果があるクエン酸を含む食材を摂取することもおすすめです。
肩こりの原因は筋肉が緊張して血行が悪くなっていることです。
そのため暖かいタオルで血行良くしたり疲労物質の除去のためにクエン酸を摂取したりするのが良いというわけです。
またストレッチすることも肩こりに効果があります。
肩甲骨を中心にして腕や脇など肩周辺の筋肉ほぐすようにいきましょう。
小まめにストレッチすることを習慣化にしても良いでしょう。
もちろんリンパマッサージも効果的です。
それから日頃から良い姿勢を意識することも肩こり予防に大切なことになります。
しかしそのような予防策をとったのに肩こりがひどくという場合は何らかの病気が潜んでいる可能性もあります。
そのような場合は病院で受診することも考えておきましょう。