目に黄色いできものが瞼裂斑できたらかも!
女性はもちろん、男性でも毎日鏡を見て顔をチェックしますし、中でも目元は重要なパーツですからきれいにしておきたいものです。
ところがある日、目に黄色いできものができたら、見苦しいだけでなく何か病気ではないかと気になりますよね。
目にできるこの黄色いできものの正体は何なのか、どのようにすれば治るのかなどについて、詳しくお伝えします。
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目次
白目に黄色い斑点のできものができたら瞼裂斑かも!
「瞼裂斑(けんれつはん)」とは、なじみのない疾患名ですよね。
白目の部分に脂肪分とタンパク質が沈着することによって、黄色いシミのような斑点ができる病気なのですが、深刻なものではありません。
瞼裂斑になる原因としては、以下の3つが挙げられます。
1.加齢
年齢を重ねるとともに紫外線を多く浴びる、また瞬きを多くすることでも発症することが知られています。
2.コンタクトレンズの使用によるもの
コンタクトレンズは目に負担が多くかかるために発症する原因となり、特にソフトタイプよりもハードタイプのコンタクトレンズを使用する人の方が多く発症するようです。
3.紫外線を多く浴びる
紫外線が瞼裂斑の原因とされていて、従来は長年紫外線を浴びてきた高齢の人に多く見られていたのですが、近年では屋外でスポーツをする10代の子供も発症することが多くなりました。
目にできる黄色いできものの原因と治療方法について
目は耳などと同様に、毎日ほぼ休まず使い続ける器官ですよね。
しかも、目は大変デリケートなものなのでどうしても外部からの刺激を受けやすく、その刺激のために年齢とともに表面が少し厚くなり、黄色っぽい色素も現れるようになります。
左右の目の黒目の両脇に盛り上がるようにできるのが瞼裂斑で、中高年になれば多くの人が発症し、体質やコンタクトレンズの使用などで症状が加速されます。
とはいえ、瞼裂斑は無害ですので、特に処置は必要とせず放っておくのが一番です。
見た目が悪いと気になるのであれば、サングラスなどを掛ければいいですし、ゴロゴロするような違和感があれば目薬を差すようにします。
まれに炎症を生ずる瞼裂斑炎となる場合がありますが、この場合も抗炎症剤の目薬を点眼するようにすれば炎症は鎮まるようになります。
瞼裂斑は加齢によって生じる病気とされてきましたが、コンタクトレンズの普及によって最近では20代の若い人にも見られるようになってきました。
紫外線による刺激以外にも、こうしたコンタクトレンズによる目に対する物理的な刺激によっても発症するようです。
目にできる黄色いできものである瞼裂斑の予防と治療について
1.予防法
瞼裂斑の予防法としては、できるだけ目に紫外線を浴びないことが一番に挙げられます。
外出する際には紫外線をカットするサングラスや眼鏡はもちろん、帽子を着用するなど、紫外線対策を徹底することが大切です。
また、コンタクトレンズの使用にも注意が必要です。
コンタクトレンズを使用している人は、目に対する物理的な刺激や負担を軽減するために、ハードレンズではなくソフトレンズを使用するようにしましょう。
近頃では紫外線をカットするコンタクトレンズも販売されていますから、これを使えば瞼裂斑の予防には一層効果的といえます。
2.治療法
瞼裂斑は無害ですから、特に治療はせずに様子を見ることが多いのですが、もし炎症を起こすようでしたら眼科などで点眼薬を処方してもらうようにします。
気になるようでしたら、自分で判断せずに医師に相談するようにしましょう。
目にできた黄色いできものに関する質問
目の病気に関して質問があります。
数か月前からまぶたの内側に黄色いできものができていて、見た目が悪くて困っています。
見た感じでは、目の表面が少し盛り上がっているようにも思えます。
気になってちょっと押してみると、黄色っぽい膿のようなものが出ます。
痛みなどはありませんが、何だか気持ち悪くて、様子を見ているのですがいつになっても治らず、気になって仕方ありません。
もしかして、このままだと悪化してそのうち目が見えなくなるのではないか、という不安もあります。
もともと視力が悪くて、手持ちの眼鏡では度が合わなくてコンタクトレンズがないとアルバイトもできず不便なので、アルバイトが休みの日にでも眼科で診てもらおうかなと考えています。
この症状は何の病気なのか、そしてどのような処置が必要で、どのくらいの期間で治るのか教えて頂けないでしょうか。
よろしくお願いします。
回答・その目にできた黄色いできものは、フリクテン性結膜炎かも
その目の疾患は、フリクテン性結膜炎の可能性が考えられます。
フリクテン性結膜炎とは、ハードコンタクトレンズを長期にわたって使用している人によく発症することが知られている病気です。
これは、ハードコンタクトレンズに対する目のアレルギー反応であり、結膜が充血しやすくなり、やがて黄色から灰白色の結膜の盛り上がりができるものです。
これといった自覚症状がなければそのまま様子を見てもいいのですが、見た目が悪く周囲の人にあまりいい印象を与えないのも困りますよね。
目に異物感が強くなったり流涙が多くなった場合には、眼科でステロイド系の点眼薬を処方してもらうといいでしょう。
またコンタクトの使用を一時中断して眼鏡を使うようにするか、あるいは使い捨てのワンデーコンタクトに切り替えるのも効果があります。
できるだけ目に負担をかけず、清潔に保つことが大切といえます。
目にできた黄色いできものが眼瞼斑と診断された場合の対処法
目に黄色いできものができた場合には、眼瞼斑の疑いがありますが、慌てて自己判断で何か対処しようとするのはやめましょう。
眼科で眼瞼斑と診断された段階では、特に治療をする必要はなく、しばらく様子を見ることを勧められることが多いようです。
ただし、眼瞼斑炎と診断された場合には、炎症を抑えるためにステロイド系の点眼薬を処方されます。
さらに、これが進行していて翼状片となっている場合には、視力低下につながる可能性もありますから手術を受ける必要が生じます。
眼瞼斑の段階でも、見た目が悪いことが気になるという人は、手術を受けて眼瞼斑を除去する選択肢ももちろんあります。
しかし、眼瞼斑はもちろん翼状片まで進行している場合であっても、たとえ手術しても再発するケースがありますので、必ずしも最良の治療法とは言えません。
やはり、眼瞼斑の治療に関しては、医師とよく相談して進めることが大切です。