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風邪薬が効かない!?40度の高熱と下痢が続くときの対処法

   

風邪薬が効かない!?40度の高熱と下痢が続くときの対処法

40度の高熱と下痢の症状が続いているとき、市販の風邪薬を飲んで安静にしていても、症状がなかなか治らない場合があります。

高熱と下痢の症状には風邪以外にも原因があるのです。原因をきちんと知ることで苦しい症状に対処できます。

高熱と下痢の症状があるときは風邪だと決めつける前に、まずは原因を突き止めましょう。

早く症状を改善させるためにも、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

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40度の高熱と下痢の症状〜急性胃腸炎〜

急性胃腸炎になると、突然激しい下痢や嘔吐、腹痛、発熱に襲われ、その症状が3〜4日続きます。

下痢や嘔吐が続く場合は、インフルエンザや風邪よりも急性胃腸炎の可能性が高いです。

急性胃腸炎は、人によっては意識を保っていられないほどの辛さです。細菌による急性胃腸炎では血便が出ることもあります。

また、急性胃腸炎のなりはじめには大人でも40度以上の高熱を出すことがあります。

子どもが急性胃腸炎になったときは、病院に入院して治療するほうが良い場合もあるそうです。

急性胃腸炎は下痢の症状がもっともよくみられますが、どうして下痢になるのでしょうか。

それは体に入ってしまった細菌を早く体外へ排出しようとする体のはたらきのためです。

悪いものを外に出そうとして下痢になっているわけですから、急性胃腸炎が原因で下痢になっているときは、下痢止めなどを使用すると症状が悪化するおそれがあります。

自分の判断で無理に下痢を止めようとしないことが大切です。

ちなみに急性胃腸炎の下痢は、軟便の場合もあれば水のような便が出ることもあります。

40度の高熱と下痢の症状〜インフルエンザ〜

インフルエンザは感染してから数日経ってから症状が現れます。

人によって体に現れる症状は異なり、寒気や節々の痛み程度の軽い症状で済むこともありますが、ほとんどは高熱と激しい体調の悪化を伴います。

インフルエンザはすぐに対処しなくてはいけない病気です。インフルエンザが流行している時期は特に、なるべく早く医療機関を受診してください。

インフルエンザの症状を初期から見ていくと、発熱がないか発熱してからすぐは悪寒を感じ、体が震えるようになります。熱が出てくると体中が激しく痛みます。

頭痛や筋肉痛、関節痛のような痛みを感じます。体のだるさや食欲不振を感じるようになり、さらに進行すると嘔吐や下痢の症状が現れます。

咳、鼻水、喉の痛みなど風邪と似たような症状も出てきます。喉の痛みや気管支炎を放っておくとウイルスが肺に入り肺炎を引き起こす危険もあるので注意が必要です。

インフルエンザにはA型とB型があり、40度の高熱が出るのはA型の方が多いです。A型は熱が一気に40度くらいまで上がります。

逆にB型では38度前後の熱がなかなか下がらないという特徴がみられます。

インフルエンザが流行する時期に40度の高熱と下痢の症状が出たときは、インフルエンザの疑いがありますので、すぐに病院に行くことをおすすめします。

40度の高熱と下痢の症状〜食中毒〜

食中毒でも発熱と下痢が起こります。食中毒は死に至る危険性もありますので、すぐに対処しなければなりません。

O-157などの大腸菌による食中毒では、感染した人が死亡した例もあります。

大腸菌は牛や豚の糞に生息しており、生で牛肉や豚肉を食べたり井戸水を飲んだことが感染の原因となります。初期症状がでるまでに2〜9日かかります。

初期症状は腹痛や下痢で、進行すると嘔吐、発熱、便に血が混じるなどの症状がみられます。

カンピロバクターによる食中毒は日本人に多くみられます。

十分に火を通していない鶏肉を食べたせいで感染することが多いそうです。そのほか、生の牛肉や井戸水でも感染します。2〜5日経ってから症状が現れます。

はじめは腹痛、頭痛、体のだるさなど感じ、そのあと下痢や嘔吐を引き起こします。

潜伏期間が長く、風邪の症状と似ているので原因がわかりにくく注意が必要です。

サルモネラ菌による食中毒は、鶏の卵やきちんと加熱されていないお肉を食べて引き起こされることが多いです。

感染してから半日から2日ほどで症状が現れ、非常にお腹が痛くなり吐き気も伴います。そのあと発熱と下痢が起こります。

食中毒にならないためにも、牛肉、豚肉、鶏肉はきちんと中まで火を通してから食べるようにしてください。

調理の前や食事の前には、手洗いも忘れずに行うようにしましょう。

40度の高熱と下痢が続くときはどうすればいい?

下痢になると水分が失われやすいので水分補給が欠かせません。

しかし、冷たい飲み物を一気に飲むような水分補給の仕方だと症状を悪化させてしまいます。

下痢のときは常温か温かい飲み物を少しずつ、こまめに飲むようにしてください。

白湯やお茶、スポーツドリンクなどがおすすめです。

下痢になり始めて半日から1日は食事をとらない方が良いです。

食事を再開するときは、おかゆや温かいうどんのような消化の良い物を食べるようにします。

急性胃腸炎による下痢の場合、下痢止めなどで無理に下痢を止めようとすると、細菌が体外へ排出されずに症状が悪化する恐れがありますので、自然に下痢がおさまるのを待ちましょう。

腹痛のときも下痢のときと同じように対処して、安静にします。お腹を温め、前かがみの体勢をとると痛みが和らぎますよ。

高熱が出るのも、病気のウイルスに対する反応であるため、急激に体温を下げようとすることは良くありません。

ただし脳が熱でダメージを受けるのを防ぐために頭は冷やすようにします。

寒気があるときは体を温め、体温が上がり切って暑いと感じたら今度は熱を下げるために体を冷やすようにしてください。

首、わきの下、足の付け根には太い血管が通っており、ここを冷やすと体温が下がりやすいです。

体温計をはさむ前は、わきの下を冷やしすぎないよう気をつけましょう。正確な体温が測れなくなってしまいます。

40度の高熱と下痢の症状があるときの注意点

下痢のときは体の水分が一度に失われ脱水になりやすく電解質も失われますので、水やお茶よりも経口補水液で水分補給を行うのが望ましいです。

スポーツドリンクでも大丈夫ですが、スポーツドリンクに含まれる糖分で下痢の症状が酷くなることもあるため注意が必要です。

40度以上の高熱があるときは意識が朦朧としやすいので、自分で病院に行くときは気をつけてください。

できれば家族などに協力してもらうほうが安心です。

トイレ行くのも辛い状態だと思うので、大人用のおむつを使うなど、万が一のときに慌てないようあらかじめ準備しておくと良いでしょう。

細菌による感染の場合、下痢や嘔吐を片付ける際の二次感染が懸念されます。

汚物の処理をするときは手袋をしたりアルコール除菌するなど、衛生面に気をつけましょう。タオルなどもこまめに交換が必要です。

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