歯茎からの出血…大量の出血があった時の病気のサイン
例えば歯磨きをした時や口のあたりを何かにぶつけてしまった時など、歯茎から大量に出血してしまうことはありませんか?
結構ビックリしますよね。これは大きな病気にかかっている可能性もあります。
ここでは、歯茎から大量の出血がある場合に考えられる病気についてご説明していきます。心当たりがある場合はすぐに病院に行くようにしましょう。
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目次
歯茎からの大量の出血が…歯周病かもしれない
歯茎から大量の出血がある時、歯周病にかかっている場合が多いです。
歯周病とは、歯と歯茎の隙間に歯垢や歯石が入り込むことにより炎症を起こし、やがては歯を支えている歯槽骨を溶かしていく病気のことです。
歯周病になってしまうと、歯茎が腫れているため、歯ブラシで軽くブラッシングするだけでも血が出てしまうことがあります。
歯周病の症状としては、痛み、歯と歯茎の間に食べ物が詰まる、歯がグラグラする、口臭が強くなる、口の中がネバネバするといったものがあります。
ただ、初期段階ではほとんど自覚症状がありません。それだけ知らず知らずに進行してしまう病気です。
今現在、30歳以上の人の約8割がこの歯周病にかかっていて、その中の約8割が治療せず放置していると言われています。
歯茎から大量の出血がある場合はもしかしたら歯周病にかかっているかもしれません。歯周病を放置しておけば歯を失う原因にもなります。早めに歯科医に相談するようにしましょう。
歯茎からの大量の出血が…血友病かもしれない
歯茎から大量の出血がある時、血友病にかかっている場合も考えられます。
血友病とは、血液凝固因子(血液を固めるたんぱく質)が少ないために、出血時に血液が固まりにくくなってしまう病気です。
先天性と後天性のどちらもあります。健康な人であれば自然に止まるような出血でも、血友病にかかっていると、命に関わるほど出血してしまうこともあります。
これは、外傷や鼻血などのように表面的な部分の出血だけでなく、皮下出血や脳内出血など体内の出血も起こりえます。
体内で出血してしまった場合、その部分に血の塊ができ、それが周りの組織、血管、神経などを圧迫して、様々な障害を引き起こします。
歯茎から大量の出血があった場合はもしかしたらこの血友病にかかっているかもしれません。心当たりがあればすぐに病院に行くようにしましょう。この病気の場合の歯肉出血は、学齢期に起こりやすいと言われています。
歯茎からの大量の出血が…血小板減少性紫斑病かもしれない
歯茎から大量の出血がある時、血小板減少性紫斑病にかかっている場合も考えられます。
何らかの原因により血管が傷ついてしまうと、血管から血液が流れ出ていきますが、この時に血液の流出を防ぐために、傷を塞いでくれるのが血小板です。
血小板減少性紫斑病とは、この血小板が抗体や免疫により、破壊されてしまう病気のことです。
破壊されることで血小板が減ってしまえば、当然、出血が止まりにくくなります。
血小板数が5.0万/μl以下になると抜歯や手術を行った場合に止血困難となり、血小板数が2.0万/μl以下になると脳内出血、皮下出血、歯肉出血といったことも起きてきます。
また、皮膚内の出血によって起こる紫斑が見られることもあります。どこかにぶつけた記憶もないのに体にあざができやすい、歯磨きをしただけで歯茎から大量の出血があるなどの場合は、もしかしたらこの血小板減少性紫斑病にかかっているかもしれません。
心当たりがあればすぐに病院に行くようにしましょう。この場合、専門の診療科は血液内科となります。
歯茎からの大量の出血が…急性白血病かもしれない
歯茎から大量の出血がある時、急性白血病にかかっている場合も考えられます。
白血病とは血液のがんです。血液細胞には赤血球、血小板、白血球がありますが、これらが骨髄で作られる過程でがん化してしまうのです。
そして、がん化した細胞が異常増殖することにより骨髄が占拠され、血液を作る場所がなくなり、結果として、正常な赤血球、白血球、血小板などが減少していきます。
そのため、例えば、赤血球が減ると酸素を運ぶ事ができなくなり貧血、顔面蒼白、疲れやすいといった症状が出てきます。
白血球が減ると、感染症を起こしやすくなり、発熱、喉の痛み、咳といった症状が出てきます。血小板が減ると、血が止まりにくくなり、青あざができやすくなる、血が止まりにくくなるなどの症状が出てきます。
急性白血病はその名の通り急に症状があらわれてくるものです。歯茎から大量の出血がある場合はもしかしたらこの血小板減少性紫斑病にかかっているかもしれません。心当たりがあればすぐに病院に行くようにしましょう。
歯茎からの大量の出血が…再生不良性貧血かもしれない
歯茎から大量の出血がある時、再生不良性貧血にかかっている場合も考えられます。
再生不良性貧血とは、骨髄の中にある血液を造るもととなる「造血幹細胞」が減少することにより、白血球、赤血球、血小板の全てが減少する病気です。
このような状態を汎血球減少(はんけっきゅうげんしょう)と言います。
先天性と後天性のどちらもあり、後天性の場合は、原因がはっきりしない特発性と、薬剤使用やウイルス感染などが原因となっている続発性の2つに分けられます。
症状としては白血病と似ています。素人目で判断することは難しく、医師の判断が必要となってきます。
よくある疑問として、再生不良性貧血は普通の貧血とは違うのか、というものがあります。
一般的に、貧血として認識されているのは鉄欠乏性貧血です。これは鉄分が不足することにより赤血球が不足してしまう病気で、鉄分を摂取するだけで改善する場合がほとんどです。
これに対して、再生不良性貧血は、血液を作る細胞に問題があるので、鉄欠乏性貧血よりもずっと処置の難しい病気となります。
歯茎から大量の出血がある場合はもしかしたらこの再生不良性貧血にかかっているかもしれません。心当たりがあればすぐに病院に行くようにしましょう。