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どうすればいいの?皮膚の感覚が敏感で生活に支障が!

   

どうすればいいの?皮膚の感覚が敏感で生活に支障が!

皮膚の感覚が敏感なだけで大変…そうお思いの人も多いでしょう。

でも、そのために周りの理解を得られず、苦しんでいる人がいるんです。

皆さんは触覚過敏(触覚防衛)反応という言葉を聞いたことはありますか?

触る、触られるものに過剰な反応をしてしまう状態を言います。そのため日常生活に支障が出て悩んでいる方がいます。

わかりづらいがゆえに、不思議がられる…でも周囲の理解があってこそ、改善傾向が見られるんです。

「私が我慢すれば…」なんて言わないで解決策を探していきましょう。

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本当に大変なんです!皮膚の感覚が過敏な人の生活

敏感?鈍感?皮膚の過敏さにどうして差がでるのか

どうして皮膚の過敏や鈍感と感覚の違いが起きるのか?それは感覚の受け止め方が、処理の段階で始めから違うからです。

例えば痛みのセンサーの標準値が5、MAXを10として考えてみましょう。

  • 痛みの感覚が8〜9などでないと感じない人は鈍感体質(Hyposensitivity)
  • 痛みの感覚が2〜3でも感じてしまう人は敏感体質(Hypersensitivity)
  • このように分かれます。

何が大変なの?感覚の過敏とは

感覚過敏(敏感体質)の人は、他の人が最適だと感じる音の大きさに耐えられず、音を小さくしようとしたりします。

話し声が大きい集会の中に入れなかったり、耐えられずにかんしゃくをおこしたりすることもあります。

幼いお子さんがある素材の服だけ嫌がったり、長袖や長ズボンを極端に着なかったり、帽子を嫌ったりする場合、触覚感覚の過敏の可能性があります。

嫌いな食べ物がとても多い、病院で口を開けることが出来ないのも口腔内過敏かもしれないです。

他の子と同じように公園ですべり台などで遊べなかったり、高い棚の上にあるものを取れなかったりと、そういう場合は前庭感覚や固有感覚過敏の場合が多いです。

「大丈夫だよ」などとそれらを行うことを強要するのは逆効果です。

発達障害と皮膚の感覚が過敏なのには関係が

発達障害がある人の感覚過敏:Aさんの場合

発達障害(自閉症など)を発症している人は、感覚が過敏だったり逆に鈍感だったりします。

僕はずっとその状態だったので、それが普通だと思って生きてきました。発達障害が判明してから、自分の感覚のおかしさに気付きました。

どうも感覚過敏の症状があるということが、分かってきたのです。

僕は聴覚と皮膚の感覚が過敏です。皮膚はあらゆる感覚(冷たい、熱いから触覚など)が過敏です。

素手で暖めた鍋などの取っ手は持てないし、気温が下がるとすぐに身体が冷えてしまいます。更年期障害になって多少は変わりましたが夏は暑がりで冬は寒がりです。

他には正座が辛くて、すぐに痺れて歩くことが出来なくなってしまいます。

化粧品も苦手で、化粧水などの基礎化粧品も顔につけるとかゆくなり不快です。

アルコール過敏なので敏感肌なのかと考えていましたが、発達障害からくる過敏症のようです。

僕がFtX(自分が中性または男性であるという性認識)なので化粧はよほどのことがないかぎりしません。日焼け止めも苦手です。

触覚過敏(皮膚の感覚が敏感)について知ろう

感覚過敏のなかで一番見過ごされやすいのは『触覚』過敏ではないでしょうか。

それは発達障害の人には、夏に毎年興奮状態になり、パニックをおこす人が多いからです。

病院ではパニックを抑えるための鎮静剤を処方される場合が多いのですが、患者さんの話をよく聞くと暑さで汗をかいて体がべとつくのが嫌で我慢できないそうなんです。

触覚過敏について

太い血管が通っている首や脇は急所にあたり、触覚が特に過敏になっています。

マフラーを巻いたときに嫌だなと思う人もいるのでは?

また、触覚は視覚や聴覚などの他の感覚とは違い特定部位に集中しておらず、全身に分布していません。そのため見過ごされやすく、特定されにくいのです。

聴覚や視覚の過敏症は部位が特定されていることもあり、対策が立てやすいのですが、触角過敏対策はとても難しいです。

本人が我慢できない感覚(満員電車での肌の接触、真夏に着るスーツ、首周りに触れるタートルネック、マッサージなどで身体を触られる)は、精神面にも大きく影響します。

以上のことから、発達障害の感覚過敏で触覚が一番重視されるべきなのではと思われます。

触覚過敏かもしれない!こんな症状はありますか?

「触覚防衛(触覚過敏)反応」に対する理解

特別支援学校に通っている子供だけではなく、普通の学校に通う子供でもこの触覚防衛反応はおきます。

そのために、理解されずに苦しんでいる子供が非常に多いです。

大人でもそれは同じです。その生き辛さは他人には中々気が付いてもらえず苦しんでいます。

皆さんの周りにも触覚過敏の人がいるかもしれません。偏見の目で見ることなく、付き合ってあげてください。

下記のような様子が見られる人は、触覚防衛反応がある可能性が高いです。

  • 耳かきや爪切りをすることが苦手
  • 砂遊び、水遊びを過度に嫌がるか過度に好む
  • 体育館など人がたくさん集まる場所が嫌い
  • 過剰なくすぐったがり
  • はじめて会う人や、初めて行く場所を嫌う
  • 人と目を合わせるのが苦手で、近づくと距離をとる
  • 肌に触れる物(帽子、眼鏡、マスク、靴下など)を身につけるのが嫌い
  • 誰かに触れられるのを嫌がるが、自分からは触れられる
  • 集会などで友達とトラブルが多い
  • 爪をかんだり指を舐めたりする癖がある

知り合いから情報を聞いたり、本人をよく観察すると見えてくる特徴のある行動があります。

もしあてはまる行動があったら、気にかけてあげてください。

辛いことを分かってもらえない、皮膚感覚が敏感ということ

発病している人の生き辛さ

触覚過敏を患っていない人から見ると触覚防衛反応を持っている人たちの内面を理解できない、そういう人が多いと思います。

例をあげるなら、視力の悪い人の視界や見えないことでの不自由さが、視力のいい人に分かりづらいのと同じようなことです。

実際の例をあげると、触覚過敏の人はシャワーのお湯の刺激ですら針で全身を刺されるような痛みを感じるそうです。

お湯が当たると痛いという感覚は私達には理解できない感覚です。この話を聞くと触覚過敏の人の大変さが理解できると思います。

そしてこの感じ方は触覚防衛によるものなので、生理的に耐えられず我慢できるものではないのです。

他にも聴覚過敏の人は、私たちが全く気にならない程度の音や大きな音に嫌悪感をもつそうです。私たちがガラスや黒板をひっかいた時に出る音に、鳥肌が出るような感覚です。

私たちが何も不快感を感じないようなことでも、そのことで痛みや不快感を覚え苦しむ人がいる。触覚障害の人たちの苦しさを気づいてあげることが重要なのです。

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