後頭部に痛み…こぶが生じる原因と症状を緩和する方法

後頭部に痛みのあるこぶが生じた場合、何らか病気が原因になっているのかと、心配になってしまいますよね。

頭にできたこぶには、いくつか考えられる原因があり、痛みを改善するためには、その原因に合った治療や対処をすることが重要です。

そこで今回は、後頭部のこぶについて詳しく調べてみました。

気になるこぶができた時は、ぜひ参考にして正しく対処できるようにしましょう！

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後頭部にできる痛みのあるこぶは粉瘤かも！

後頭部に痛みのあるこぶができた場合、「粉瘤」の可能性があります。

粉瘤とは…

粉瘤はアテロームとも言われる良性の腫瘍です。

おできと言われることもありますが、嚢胞と言われる皮膚の内部にある袋状のものに老廃物や皮脂などが溜まりしこりのようなものができてしまいます。

大きさに個人差があり、徐々に大きくなっていくケースもあります。

粉瘤の原因

粉瘤ができる原因は明確になっておらず、外的ダメージや体調不良を起こしている時に、生じることもあります。

体質的にできやすい場合もありますが、どんな人にもできる腫瘍と言えます。

粉瘤ができる場所

粉瘤ができる場所は、体中どこにでもできる可能性がありますが、特に背中・おしりなどによく現れます。

粉瘤の治療

特に痛みがない場合はそのまま放置していても問題はありません。

しかし、粉瘤が一度できてしまうと、自然になくなることはほとんどありません。

痛みや見た目が気になる場合は、皮膚科で手術により除去することができます。

後頭部にできる痛みのあるこぶは脂肪腫かも！

後頭部に痛みがあるしこりができた場合、次に考えられるのが脂肪腫です。

脂肪腫も粉瘤と同じ良性の腫瘍の一つです。

脂肪腫とは…

脂肪腫は皮膚の内部で志望の塊ができることで、皮脂が盛り上がりしこりの様なものが生じます。

粉瘤と同様、良性腫瘍ではありますがその原因は分かっていませんが、一度できると繰り返す場合も多く、体質による原因も考えられます。

脂肪腫は40〜50代に多く見られる症状で、男性よりも女性に発症することが多い傾向にあります。

脂肪腫の治療

脂肪腫の治療も粉瘤と同様、そのまま放置しても問題はありません。手術により除去することも可能です。

しかし、ごくまれに悪性腫瘍である「脂肪肉腫」であることも考えられます。

「脂肪肉腫」になるとその他の臓器にも転移する危険性があるので、痛みがある場合や、急に大きくなった時には速めに病院を受診しましょう！

後頭部にできる痛みのあるこぶはリンパの腫れが原因かも！

次に考えられる原因は「リンパの腫れ」です。

リンパは全身に無数に存在しているため、体調がすぐれない時や病気の影響など、カラダからの危険信号である可能性があります。

では、リンパの腫れで考えられる病気や原因について見ていきましょう。

風邪

体調不良によりリンパが腫れるのは、風邪が原因になっていることも多く、風邪のウイルスによってリンパが炎症を起こしているのです。

風邪が終息すると同時にリンパの腫れも改善されていきます。

生活習慣

体が疲れている時や、ストレスを感じている時はリンパの流れが滞ってしまいしこりができる場合があります。

睡眠不足や運動不足なども影響を与えているので、後頭部にしこりができた時は生活習慣の見直しも考えましょう。

また、そのほかにも重篤な病気が影響していることもあるので、気になる時は直ぐに病院を受診しましょう。

後頭部にできたこぶの痛みを緩和させる方法

後頭部のしこりに痛みが生じた場合、まずはしこりの状態をしっかり確認しましょう。

原因は？

後頭部のしこりは内的原因だけではなく、打撲などの外的要因で生じる場合があります。

頭を打ったり、物が当たったりしたことがないか、原因を考えてみましょう。

しこりを触って痛みの有無を確認する

しこりの原因によっては、しこりを優しく揉むことでしこりが緩和されたり痛みが解消することもあります。

しかし、しこりを触ることで痛みが生じたり、痛みが悪化する場合は触るのを控えましょう。

患部を温める

しこりをホットタオルなどを使って温めてみましょう。

しこりの部分に当たると痛い場合は、首の後ろなど位置をずらして温めてみましょう。

上記で改善しない場合や、痛みとともに吐き気やめまいがする場合は、すぐに病院を受診するようにしましょう。

打撲などが原因の場合、出血している可能性もあるので、体調の変化などをしっかり確認しておきましょう。

後頭部にできた痛みのあるこぶは何科を受診？

後頭部のしこりに痛みが生じた場合、まずは皮膚科を受診するようにしましょう。

粉瘤・脂肪腫などは皮膚科により治療することができます。後頭部のしこりの原因がわかれば、一度の受診で終了する場合もあります。、

また、リンパの腫れが原因の場合は、耳鼻咽喉科が最適な受診科になります。

また、痛みがひどい場合や吐き気・めまい・倦怠感など、様々な症状がある場合など、どこを受診すべきかわからない時には、内科や総合内科を受診しましょう。

一度受診すれば、治療に最適な受診科を紹介してもらえるので、まずは早めに病院を受診するようにしましょう。

後頭部の痛みがあるしこりは、問題がないこともありますが、症状や病気の影響によっては、早めに対処することが重要になります。

症状が気になる時や、不安がある場合は、まず病院を受診し、医師の適切な診断を受けるようにしましょう。