メガネの度数が強い時の身体への影響とは…使う環境によって強度を分けよう
目が悪くなると、仕事や生活をしていく上でどうしてもメガネが必要になってきます。当然なことですが、自分の視力に合わせた度数のメガネを選んでかけることになります。
しかし、視力が弱いからといって、最初から度数が強いメガネをかけ続けると、目ばかりか体にも悪影響を及ぼす恐れがあります。
そこで、度数が強いメガネをかけた場合、体にどのような影響を及ぼすことがあるのか、またどのようにして自分に合ったメガネを選べばいいのか調べてみました。
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目次
メガネの度数が強いと目の疲れが起こる?
【Q】年齢によって、適切な度数の違いがありますか?
【A】若い世代には、ものを見るときのピントを合わせる調節力が備わっています。だから、遠くのものを見たあと、直ぐに近くのものをみても何ら違和感なくみることができます。
なぜかというと、目のピントを合わせる機能の切り替わりがスムーズに働くからです。
しかしながら、この調整力は年齢とともに徐々に弱まっていき、人によっても違いますがだいたい40歳前後から近くのものが見えづらくなるという、老眼の域に入りつつあります。
老眼になると、すぐに近くのものとのピントが合わせづらくなるので、見え方にも工夫しています。
例えば、メガネを作るときに、あまり見え過ぎないように1.0よりもう少し度数を抑えて見え方を弱くして目の疲れを予防するとかです。
【Q】ならば、若い世代では、メガネの度数が多少強くても支障ないということでしょうか?
【A】調節力が備わっているということで、若い世代の人は多少度数が強いメガネでも大丈夫と言えます。
と言いながらも、20代や30代の若い人でも見方によって目の筋肉は疲れますし、1.0程度に抑えて矯正するほうが目にとっても楽だと思います。
1.0あれば、おそらく日常生活を送るうえでも困ることはないと思います。
30代の人にメガネの度数を弱めにするようにアドバイスしたことあるのですが、そのときに〝老眼だからですか?〟と驚かれることがありますが、その時点ではまだ「老眼」だと診断しているわけではないのです。
いつも、レンズの度数が強過ぎるメガネをかけて起こる目の疲れは、「レンズの過矯正(かきょうせい)が原因しています」と説明しています。
メガネの度数が強いために起こる過矯正に注意
最近は仕事でパソコンの画面を見続け、それ以外の時間でもスマートフォンなどの画面を見続けるのが多くなっています。
近視の人は遠くのものが見えにくいので、それをメガネで矯正します。
そこで、メガネを作るときは、遠くのものを見えるようなレンズの度数を選びます。
しかし、パソコンやスマートフォンの画面を見るのが多い人にとっては、数十センチ離れたものが見えれば十分です。
遠くのものを見えるようにレンズの度数を強くしたメガネをかけて、パソコンやスマートフォンの画面を見ることになります。
近くのものを見る限り、レンズの度数をそれほど強くする必要はありません。
かえって、レンズの度数が強すぎることから「過矯正」という遠視状態になっています。
遠くのものを見るように調整されたメガネから、近くのものを見ようとすると目の筋肉に過剰な労力を働かせることになり、目に疲労が溜まり、眼精疲労を引き起こす原因になります。
本来は目の負担を減らすためにメガネをつくったのに、逆に体に不調を招くことになってしまいます。
過矯正になっている人は、メガネやコンタクトをかけている人の約8割に及びます。
過矯正が多い原因としては、眼鏡店で作成する場合に、購入する側が遠くまで見えるほうがよいと思っていること、また、眼鏡店も要望のままに販売してしまうことにあります。
自分の目に合ったメガネをつくるためには、正しい視力検査とその検査結果だけでなく、生活環境を考えて度数を決めることがとても重要です。
メガネの度数が強いとどういう症状が出るのか
最近のメガネは、非常に軽くて丈夫な素材からできています。そのため、メガネをかけたときの違和感は減ってきています。
ですが、メガネを掛けていると目や身体への違和感を持つことがないでしょうか。
眼精疲労、頭痛や吐き気、肩こりなどの症状が出る場合には、度数が強い可能性があります。
近視の方は、遠くのものが見えやすいようにメガネを作成しがちですが、どのような環境で使うことが多いかによって変わってきます。
運転するなど、比較的中長距離を見ることが多い仕事なのか、デスクワークでパソコンや書類を見ることが多い仕事なのかによっても、変わってくるのです。
度数が強いとその分、近くを見る時のピント合わせは、自分の調整力を使っているため、度数が強いとその分、目が疲れてきてしまいます。
私自身は、運転や外出する時用の度数が強いメガネとパソコンを使用するなど仕事用のメガネを分けています。
最初は度数が強めのメガネを1つだけ使用していたのですが、窓口の来客の有無を見たり、パソコンや書類を見たりと、遠くと近くを繰り返し見ていると眼精疲労の症状が出てしまいました。
このため、メガネを目的によって分けたところ、とても楽に仕事ができるようになり、症状が劇的に緩和されました。
近くのものを見るには、遠くのものをみるためのレンズの度数は要らないのです。遠くのものを見えるような度数が強いメガネで近くのものをみると、過矯正に陥ってしまい、眼に余計な疲労が蓄積し、眼精疲労を引き起こすことがあるためです。
間違った環境のもとで、メガネを正しく使用していないと、今度は矯正視力が得られなくなる場合があります。
できるだけ適切なレンズの度数を使用するように心がけてください。
メガネをかけると近視の度数が進んでいく理由
メガネを通して近くのものを見るには、目はピントを合わせるために目の筋肉を使って水晶体を厚くします。
普通、メガネをかけて本を読む状態は、どのような具合なのでしょうか?
〝目と本の間を30cm離しなさい〟と言われたことがある人は多いのでないでしょうか。
メガネはあくまで、目の機能を補うものです。メガネをかけて本が読める位置に離して読むのが理想です。
しかし、メガネをかけていると、最初は30cm離して読み始めますが、徐々に距離が縮まっていき、20、15cmと近くなっていきます。
さらには、レンズの度数に依りますが、10cm未満の近くで見ているのと同じ状態で目を使っていることになります。
つまり、目と本の間の距離が縮まって、極端にいえば顔と本がくっつけて本を読んでいる状態に近づいていってしまうのです。
これでは、誰だって視力が落ちていってしまいます。もう既に、近視用メガネをかけている人ならば、一層レンズの度数が進んでいきます。
近視のレンズの度数が進まない手段として、裸眼で見える距離を見るときにはメガネをかけず裸眼でみるようにしたほうが、目の負担を余計にかけなくてすいます。
目の疲れは過矯正が原因しているの?
現在使用している近視用メガネは、レンズの度数が結構強いが、遠くのものがよく見えます。そのような状況で、レンズの度数を落とし、遠くのものが見えなくなってしまうのは抵抗があるでしょう。
もし、このような状況になったら、2種類のメガネを常時携帯することになります。
一つ目は仕事用で、パソコンの画面を見やすいように度数を落としたメガネ、二つ目は外出や移動用で、遠方がみえるように度数が強いメガネです。
眼科やメガネ店で用いられているレンズの度数を決めるための装置は、レフラクトメーターというものです。
レフラクトメーターは、近視、乱視及び遠視の屈折を測定しますが、その数値には屈折だけでなく、調節力の影響が含まれています。
若い人は目の筋肉の働きが十分なので調節力が強いので、レフラクトメーターが示す数値の中には屈折値だけなく、調節力の影響度も無視できません。
レフラクトメーターが示す数値を屈折値と評価すると、過矯正に陥ってしまいます。
そこで、サイプレジン点眼薬やミドリン点眼薬という調節麻痺剤による処方や、雲霧法という方法で調節力の影響を排除させたりして、より正味に近い屈折値を求めていきます。
しかし、このような対処は眼科医しかできなく時間も要するので、全ての人を対象とすることはできません。
そのため、レフラクトメーターからのデータで対処してしまうので、過矯正の人が多い原因となっています。