指に湿疹ができたのにかゆくない！その原因と対処方法

指に湿疹ができることもあると思いますが、湿疹ができてもかゆくないというケースもあるようです。

本来、湿疹など肌トラブルが起こる場合には、かゆみや痛みなどを伴うことがほとんどだと思いますが、かゆくもなく、何にも自覚症状がないと、驚いてしまう人も多いようです。

では、かゆくない指の湿疹はどういった原因で発生してくるのでしょうか。

今回はかゆくない指湿疹が出来る原因や対処法、注意点などお伝えしていきます。

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指に湿疹が出来たのにかゆくない！その原因と正体

指に湿疹が出来たのにもかかわらず、かゆみや痛みなどを伴わないものがあります。水疱が１つではなく、何個も出来ているのにかゆくない時に考えられるのは、汗疱というものでしょう。

汗疱の大きな原因は分かっていないとされています。しかし、汗をかきやすい時期に発症する人が多いので、汗が原因の１つなのではないかと考えられています。

大量にかいた汗が汗管に詰まってしまい、詰まったところに汗が溜まり、水ぶくれなどのブツブツとした状態として現れてしまうというのが、かゆくない指の湿疹として考えられています。

水ぶくれなどの湿疹が出来ても痒くはないとされていますが、実は、完全にかゆみがないのではなく、出来る前や、出来はじめてすぐは、かゆみがあるのが特徴的です。

出来る前にものすごくかゆかったのに、その後、かゆみが消失する指湿疹は、汗疱と考えて良いでしょう。

指に湿疹は汗疱？かゆみのない汗疱のとはどんなもの

汗疱は、かゆくない指の湿疹で、水ぶくれの程度も小さく１〜２㎜程度とされています。汗疱が出来ても、多くの場合、水疱が皮膚に自然に吸収されて消失していくことがほとんどです。

また、水疱が形成されるので、水虫などと間違われやすいですが、汗疱は、汗が原因とされているので水疱が出来てもその中に、菌はなく、他の部位に出来たり、他人に感染することもありません。

汗疱は、特に害のない指湿疹ですが、汗疱が破れてしまったり、わざと潰してしまったりすると皮膚が剥けてしまい、汗疱が湿疹かして悪化してしまいます。

この状態になると、汗疱状湿疹と呼ばれて、激しいかゆみや痛みが起こり、炎症をおこして、皮膚が赤くだだれてしまうこともあります。汗疱がつぶれてかゆみが出現したときには早めに治療をおこなうことで２週間前後でキレイに完治します。

指の湿疹が悪化したときには、出来るだけ早めに皮膚科を受診しましょう。

指にできるかゆくない湿疹の治療方法について

汗疱は、かゆみがなく自然に吸収されることがほとんどなので、特に治療を必要としないものです。

しかし、水疱ができると、部位によっては、自然につぶれてしまうこともありますし、逆につぶしてしまうという人もいるのではないでしょうか。

水疱がつぶれてしまうと、必ず悪化します。かゆみや痛みがでることもあります。そんなときに皮膚科に行くと、ステロイド剤での治療が開始されるでしょう。

また、症状によっては、抗アレルギー薬や抗ヒスタミン剤などのかゆみ止めを内服する場合もあります。ステロイド剤は皮膚疾患に対して、有能なお薬なので、使い初めてから数日で改善することがほとんどです。

お薬ですぐに症状は、改善しますが、汗疱自体は何回も繰り返しやすく、汗疱状湿疹に関しては、症状が悪化するため、薬に頼るのだけではなく、汗疱が出来ないように対策を行っていくことも重要な治療と言えます。

指にできるかゆくない汗疱湿疹の予防方法について

汗対策

汗疱は、原因は解明されていますが、汗が原因の有力候補とされています。手のひらや手全体に汗をかくと、指に汗疱が出来やすくなっているので、有力な対策としては、

• 手に汗をかいたらこまめにハンカチなどで拭く
• 手を洗って汗を流す

など、手に汗が付着した状態を出来るだけ防いで、通気性を良くしておくことが大切です。

汗疱を潰さない

指に水疱が出来ると、つい潰してしまいたくなってしまいます。しかし、潰してしまうと他に移ることはありませんが、症状が悪化します。

潰したことで痒みがでてしまい、汗疱状湿疹へと移行してしまいます。汗疱が気になっても、患部には触らず通常通り過ごすようにしてください。万が一つぶれてしまったときには、患部を触らず早めに皮膚科を受診することが、早期回復へのカギです。

断食が効果的？かゆくない指湿疹に効く方法と注意点

汗疱が出来やすい人は、体質を改善するために断食をすると効果的という報告もあるそうです。断食することで、食事を取らないので胃や腸を休めることが出来ます。

身体の内臓の動きをリセットするように、体内に溜まった毒素を排出するデトックス効果が期待できると言います。デトックス効果で、身体の抵抗力が上がり、湿疹などのトラブルからも解放されるようです。

しかし、断食するにあたっては、１〜２週間かかるため、専門的な知識を持った人の指導の下で専門施設などで行う必要があります。知識がないまま個人で実施してしまうと、効果が得られないだけではなく身体を壊します。

時間が取れないし、個人でどうしても行いたいという場合には、プチ断食をするのが良いでしょう。プチ断食は期間も短いですし、食事や水分も取ることができます。

普段より控えめな食事量や食事内容にはなりますが、身体にとっては無理のない程度で行うことが出来るでしょう。