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皮膚の感覚が鈍い・しびれる…感覚障害とは

   

皮膚の感覚が鈍い・しびれる…感覚障害とは

皮膚に触れた時の感覚が以前よりも鈍いとかしびれるという症状がある時は、感覚障害の可能性があります。

感覚障害が現れる場所や程度は人によって違います。

原因となるのは、神経だけでなく、糖尿病、自律神経失調症や更年期障害、うつ病などの精神的なものなど多岐に渡ります。

症状が出た場合は、どの科を受診すればいいのでしょうか?

今回は、感覚障害の原因や症状の特徴、受診する時のポイントについてご紹介していきましょう。

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皮膚の感覚が鈍いのは感覚障害の可能性も

皮膚に何かが触れた時の感覚がいつもと違うと感じることはありませんか?

皮膚には、痛みを感じる痛覚、熱い・冷たいなどの温度を感じる温度覚、触れたことを感じる触覚や押された時に感じる圧覚などを感じ取る働きがあります。

身体になんらかの異常がある時、皮膚に触れた感覚が鈍くなったり、触れていても分からなかったりする感覚障害が起きる場合が見られることがあります。

皮膚は外部から刺激が与えられると、反応して感知します。

この刺激は、末梢神経や脊髄を通り、嗅覚以外の感覚を中継する脳にある視床という部分を通って大脳新皮質まで伝えられます。

それによって、熱さや冷たさ、痛み、触覚や圧覚などを感じるのです。

しかし、このルートのどこかが損傷していると、皮膚感覚が鈍くなったり、逆に過敏になったりする場合があり、感覚障害の可能性があります。

障害がある場所によって、感覚障害の程度も違いが見られます。

感覚障害には、先天的な生まれつきのものと、後天的なものがあり、その原因は異なります。

感覚障害の診察では、原因を突き止めるために様々な検査を受ける必要があります。

皮膚の感覚が鈍いのはなぜ?感覚障害の特徴

感覚障害とはどのような障害でしょうか?

まず「感覚」とは、普段、私達が手や口、耳や目など全身にある感覚器官が外部から刺激を受け、それが末梢神経を通り脳の中枢神経に達することにより、得られるものです。

外部から受ける刺激には、温度やにおい、目に見えるものや音、触れた時の感じなどがあげられます。

感覚障害は、これらの刺激が伝わる過程のどこかが障害され、上手く伝わらない時に起こります。

ただ、感覚器官で刺激を得ても、それがすぐにそのまま感覚として認識されるわけではありません。

その流れを説明してみると次のようになります。

まず、外部から感覚器官に刺激が与えられます。

感覚器官で得た刺激は、末梢神経を通って脳の中枢神経にまで送られます。

中枢神経で、受けた刺激を感覚として認識し、処理することにより、初めて感覚として分かるのです。

感覚器官をキーボード、末梢神経をケーブル、中枢神経をコンピュータに例えて一連の流れを見てみましょう。

パソコンを操作するためには、キーボードで入力をし、繋いだケーブルによって入力された情報がコンピュータの本体に送られ、コンピュータは、送られてきた情報を処理して認識をします。

このように私たちは感覚を認識しています。

しかし、脳卒中などで、コンピュータである脳に障害が起こると、感覚が上手く認識されません。

指先がしびれたり、感覚が麻痺して感じられなかったり、触覚や痛覚、温度覚などを感じにくくなったりして生活に支障をきたすようであれば、病院を受診してみてください。

手足のしびれと皮膚に触れても感覚が鈍いのは感覚障害?

手足がしびれたり、触っても皮膚の感覚が鈍かったりすると、心配になって受診する人は少なくありません。

しびれの原因は、様々ですが、神経の障害によって起きる場合は、末梢神経に関わるものと、脊髄から脳の視床までの中枢神経に関わるものに分けることができます。

末梢神経の障害によって起きるしびれは、手指がピリピリしびれたり、チクチク痛んだり、皮膚に触った感覚が鈍かったりするという感覚障害が起きます。

また、知覚神経と呼ばれる脊髄や脳の神経は、左右が交差しているので、障害が起きている側の反対側にしびれが出ます。

脊髄の神経は、場所によって対応している皮膚の領域があるので、脊髄神経が障害された部位と関わりがある身体の部分にしびれなどの症状が現れます。

しびれのある部位が分かれば、脊髄神経のどこが障害されているのか分かるのです。

糖尿病などの内科的な病気や神経内科的な病気が原因のしびれは、左右対称に起こったり、全身にばらついて現れたりすることがあります。

しびれが突然始まったり、頭痛やめまい、吐き気があったり、意識がもうろうとしたりする場合は、危険な状態だと考えられます。

普段と違う身体の異変を感じた時は、すぐに病院を受診して検査を受けてください。

糖尿病でも感覚障害は起こる?原因は高血糖

手や足がビリビリとしびれたり、痛くなったり、皮膚の感覚が鈍くなって触った感じがしないなどの感覚異常は、糖尿病でも起こります。

手や足のしびれは、糖尿病のごく初期から認められる自覚症状のひとつである感覚異常です。

これは、糖尿病の特徴的な症状である高血糖により発症する神経障害の症状とされています。

手足のしびれや軽い痛みなどの初期症状が現れた後も、高血糖の状態が続くと、症状は更に悪化する恐れがあります。

この初期症状が更に進むと、手足のしびれや痛みがひどくなったり、逆に神経が麻痺して痛みなどを感じにくくなったり、熱い、冷たいという温度を感じにくくなったりすることがあり、非常に危険な症状と言えます。

しびれなどの感覚異常が左右対称に起こり、しびれの範囲が広がり、激痛を伴う場合は、放置せず早めに受診してください。

しびれの原因はいろいろ…突き止めるためには専門医で受診を

手足のしびれを表現する時に「びりびりする」や「じんじんする」など言われますが、実際の感じ方には個人差があります。

手足に起こるしびれや痛みの原因は、さまざまです。

手足のしびれや痛みは、脳や脊髄などの中枢神経や手足の末梢神経の障害などが原因で起こることがあります。

脳梗塞などの脳疾患が疑われる場合は、脳神経外科、脊髄や末梢神経の障害が疑われる場合は、整形外科を受診して検査を受け、まずは原因をはっきりさせることが必要です。

手足のしびれの原因はこれらだけではなく、糖尿病などの内科的な疾患や自律神経失調症、パニック障害やうつ病などの精神的な疾患、更年期障害、ウィルス感染など様々なものが考えられます。

最初に受診した診療科で原因が分からなかった場合は、内科や心療内科などの受診も検討したほうが良いでしょう。

しびれの原因は、しびれが起きている場所や状況から推測することが可能です。

受診をする時は、しびれが「いつから」「どこ」に「どのように」起こるのか、また、痛みなど他の症状がある場合に伝えると、医師が診断する時の目安になります。

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