風邪を引いたときに出る寒気と喉の痛みの原因や対処法

風邪を引いたとき、寒気や喉の痛みなどの症状を訴える人も多いと思います。

寒気や喉の痛みは、初期症状で出現することが多いのですが、どうして、風邪をひくとこのような症状が出現するのでしょうか？

また、出現した場合に早く治すためにはどのような対策をすれば良いか悩みますよね。

そこで今回は、風邪のときに出る寒気や喉の痛みの原因、対処法など風邪の症状についてお伝えしていこうと思います。

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風邪の症状で喉の痛みや寒気が出現してしまう原因

寒気や喉の痛みは風邪の初期症状としてよく見られます。この２つが出てくる原因を簡単にご説明していきます。

風邪の症状で寒気が出る原因

寒気が出てくるということは、一言で言うと、体内に入ってきた風邪のウイルスと戦っているという状態です。私たちの身体の中では白血球がウイルスをやっつけるために働きます。

ウイルスは熱に弱いため、白血球がウイルスを敵と捉えたら、一気に熱を上げて、身体を守ろうと防衛反応が働きます。熱を体内に閉じ込め、効率よくウイルスと戦うため、発熱が起きても、その熱を正常と捉えます。

普段の平熱から、発熱時の体温へ正常の温度スイッチが切り替わることで、平熱に近い温度ほど寒いと感じてしまうため、体温が上がり始めるころに寒気を感じるのです。

風邪の症状で喉の痛みが出る原因

喉の痛みが出るのも、寒気と一緒で主に風邪のウイルスと戦っている状態です。喉が痛む時には、喉に付着しているウイルスを排出しようと免疫反応が活発になっています。

ただし、風邪の時には、体力なども落ちていることが多く、免疫反応が弱いことがあり、ウ.イルスが優位に立つことが多いので、喉に炎症が起こり痛みを伴う原因となっているのです。

風邪の症状で喉の痛みや寒気が出現してしまったときの対処法

風邪の症状で寒気が出ているときの対処法

寒気が出ているときには、これからまだ、体温が上がることを示しています。体温が上がるまでは、寒いという状態が続きます。

ですので、まずは、服装を重ね着するなど自分自身を温めてください。その後、部屋の温度も上げると良いでしょう。布団などで休む場合には、いつもの布団にプラス１枚掛けましょう。

また、首回りを温めるのも有効です。首には太い動脈が走っているので、温めることで寒気が和らぐでしょう。首を温める時にはネックウォーマーやカイロなどがオススメです。

熱が高くなると脱水傾向になりやすいので、常温の飲み物をこまめにとるようにしましょう。

風邪の症状で喉の痛みが出ているときの対処法

喉の痛みがあるときには、乾燥させないことが１番です。マスクをつけたり、うがいをしたり、加湿をしたりすることが重要です。

また、喉元を温めるのも良いでしょう。ウイルスは熱に弱いので温める事でウイルスの動きを弱めることにつながります。

喉の痛みや寒気は風邪？インフルエンザ？２つの違いとそれぞれの特徴

冬のインフルエンザが流行する時期に、喉の痛みや寒気などの症状が出てきたら、もしかしてインフルエンザ？と思うことがあるかもしれません。

しかし、風邪とインフルエンザでは症状に明らかな違いがあります。

そこで、インフルエンザと風邪の違いについてご説明します。

インフルエンザの特徴

インフルエンザは、季節性のものです。菌が１〜３日間潜伏した後に発症します。発症した場合の症状は急激に出現するのが特徴です。

まず始めに、

• 38℃以上の高熱
• 全身倦怠感
• 頭痛

などの症状がでます。

その後、数時間から数日すると、

• 咳
• 鼻水
• のどの痛み

が出現します。

インフルエンザの症状は、どちらかというと全身的な影響をもたらすことが多い疾患です。

風邪の特徴

風邪の場合には、通年性です。風邪の場合には、症状が比較的緩やかに現れます。

• 37℃前後の微熱
• くしゃみ
• 喉の痛み
• 鼻水

など症状が軽いことが多いのが風邪です。

風邪は予防が大事！風邪予防に重点をおいている女性のエピソード

風邪を引いたらあなたはどう過ごし、治そうとしていますか？人それぞれ、風邪の時に対応している仕方があると思います。今回は、女性Aさんの風邪の治し方について少しお伝えしていきます。

Aさんは、親戚に薬剤師がいるそうで、その方が風邪を引いたら市販薬を飲めば治るというのを聞いてたので、その親戚と同じ薬を風邪の時に飲むことにしました。

しかし、Aさんはこの市販薬を飲んだら、治るどころか、呼吸困難感の副作用が出現してしまったのです。それから、彼女は、風邪を引いたら漢方薬を飲むことにしました。

初期の状態なら漢方でAさんの風邪は治るそうです。また、念のため病院へ行くこともするそうですが、あまり効いた感じがしないので、病院へ行かないためにも風邪の予防を常日頃から気をつけるようになりました。

• 人混みに行かない
• 外出時はマスクをつける
• お風呂で吸入し、入ったら湯冷めしないようにする
• 身体を冷やさないように温かい食べ物を食べる

など、独自に予防しています。

そして、Aさんの１番の風邪の予防は、風邪を引いて倒れられないという強い気持ちと緊張感をもって生活しているという点だそうです。

病は気からということわざもありますし、気の持ちようも大事ですね。

寒気や喉の痛みを緩和するだけ？風邪と風邪薬の関係性

風邪をひいたら、市販薬の風邪薬を服用する人も多いのではないかと思います。しかし、風邪薬を飲んでも、風邪が早く治るということはありません。

あくまでも、対処療法であって、鼻水を止めたり、喉の痛みを和らげたりとツライ症状を緩和するだけです。風邪というのは、ほとんどがウイルス感染で、風邪のウイルスに効果がある薬は現在のところありません。

細菌感染であれば、抗生物質で効果が治療出来ますが、ウイルスには効かないので、病院でも市販薬でも対症療法となるのです。

人間には自然治癒力が備わっています。風邪などを引いた時には必ず、免疫反応がおこり、白血球などの活躍で、風邪であれば、数日から数週間で自然に完治するのです。

むやみに風邪薬を使うことで、免疫反応の効果を妨げてしまう可能性があるので、自然に治るのを待つのが、風邪の治療には適しています。

しかし、風邪での症状が辛いと、日常生活に支障がでる場合もあるので、どうしても症状が我慢出来ないのなら、風邪薬を使用するということも検討すると良いでしょう。