膀胱炎になった時の必要な水分量と改善法
膀胱炎の改善のためには、なるべく多くの水分を摂取して膀胱内の細菌を排出するのが効果的だといわれています。
これは急性膀胱炎(細菌性)には効果が期待できます。
しかし、水分も摂り過ぎてしまうとデメリットも出てくるのです。
今回は、膀胱炎などでの水分の摂り過ぎについてまとめてみました。思い当たる方はご注意ください。
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目次
膀胱炎の改善に効果的な水分量は1日2リットル程度
膀胱炎の際、できるだけ水分をたくさん摂るということがよくいわれます。
その理由と水分量の目安についてですが、膀胱炎というのは、膀胱内に細菌が侵入し炎症を起こすことです(急性膀胱炎)。
このような急性膀胱炎の場合は、膀胱内に侵入した細菌を排出するために、なるべく多くの水分を摂り、尿と一緒に細菌を排出するのが効果的といわれています。
その際に摂る水分の量ですが、一般的には成人が1日に必要としている水分量は2リットルから3リットル程度といわれています。
その水分の内の1リットル程度は食物などから摂れますので、残りの1リットルから2リットルが水として摂取する量になります。
ですので、膀胱炎には水分が必要といっても、1日に2リットル以上の水は摂る必要は無いと思われます。
水分も摂り過ぎるとデメリットがありますので、注意してください。
1)胃の機能低下:胃液(胃酸など)が薄められるために、消化不良を起こしやすい。
2)血圧の上昇:身体の中の水分が多くなると血液も多くなりますので、多くの血液を循環させようとすると血圧も高くなります。
3)低ナトリウム血症(水中毒):身体のミネラルバランスが崩れ、様々な悪影響が出ます。
4)身体のむくみ:身体の中の水分量が増えることにより各部のむくみが生じやすくなります。
膀胱炎で水分を摂り過ぎると量によっては浮腫になる
膀胱炎の際水分をなるべく多く摂り、尿と一緒に膀胱内の細菌を排出することが膀胱炎の改善につながるとよくいわれています。
しかし、水分も摂り過ぎるとデメリットがあるのです。
その一つが浮腫つまりむくみです。むくみは漢字では「浮腫み」と書きます。人の身体の水分を排出する量は1日に2.5リットル程度といわれています。
排出できる量以上の水を摂ると一時的にむくみが生じやすくなります。また逆に摂取する水の量が少なすぎてもむくみがでるといわれています。
それは、人間の身体には身体の状態を一定に保つという働きがありますので、様々なもののバランスの上に「健康」というものが維持されているものだと考えられます。
ですので、過度の水の摂取は様々な不都合を生じさせる原因になりますので、適度な量の水の摂取に心がけるようにしてください。
尿意の我慢や洗浄便座も膀胱炎の原因に
膀胱炎というのは、細菌が膀胱に侵入して炎症を起こすことにより発症しますが、基本的に健康状態が良好の場合、多少の細菌が侵入しても膀胱炎にはなりません。
しかし、ストレスや疲労など、何らかの原因で免疫力が低下していると膀胱炎などに罹りやすくなってしまいます。
膀胱炎は女性が罹りやすい病気ですが、それは身体の構造上およびダイエットやストレスなどが関係しているといわれています。
ですので特に女性は、日頃から健康管理には気をつけている必要があると思います。
- バランスの良い食事を摂る(朝食を摂る)
- 十分な睡眠時間を確保する
- ストレスを溜めないように心がける
- 身体を冷やさないようにする
- 尿意を我慢しない
- 十分な水分を摂る
- 排便や生理の際、尿道に細菌が入りにくいように対処する
などの注意が必要です。
それと、意外に思われたかもしれませんが、ウォシュレットは、皮膚の常在菌を必要以上に洗い流してしまう場合があり、常在菌により保たれていた雑菌が繁殖しにくい環境を保てなくなり、その結果雑菌が繁殖してしまうことがあるため、使いすぎには注意です。
膀胱炎の際、十分な量の水分を摂るのは細菌の排出のため
膀胱炎の時には、水分をできるだけ多く摂って膀胱から細菌を排出するのが有効な方法だといわれています。
しかし、水分であればどんな物でも良いという訳ではありません。ビールやアルコールを含んだ飲み物は、身体から水分を奪ってしまいますのでよくありません。
また、コーヒーや緑茶は利尿作用はあるのですが、カフェインが含まれていますので、これもよくありません。
やはり普通の水(軟水)が身体には良いようです。しかし、水を飲むのは良いことだと大量に飲んでしまうとこれもデメリットがありますので、適度な水分を摂るように気をつけてください。
目安としては1日に2リットル程度で十分です。
といいますのは1日に身体から出て行く水分が2.5リットル程度、食べ物などから得られる水分が1リットル程度といわれていますので、差し引き1.5リットル程度の水分を水として摂ればよい計算になります。
膀胱炎の際には、クランベリーと十分な量の水分
膀胱炎にはクランベリーが良いといわれています。クランベリーは北米原産の小さな赤い実で、和名はツルコケモモといいます。
クランベリーには、ポリフェノールの一種のプロアントシアニンが含まれており、抗酸化作用や抗炎症作用、また細菌付着防止作用があるといわれています。
さらに、キナ酸というものも含まれており尿を弱酸性に保つ働きがあるとされ、雑菌の繁殖を防ぐ作用がるとされています。
クランベリーはジュースやドライフルーツに加工されたものが入手できますので、気軽に摂りやすいのではないでしょうか。
しかし、最近の研究によると研究者によって、クランベリーはそれほど膀胱炎に効果がないのではといった結果も出ているようです。
ですので、クランベリーを膀胱炎の薬というような考え方ではなく、クランベリーには美容や健康に良い様々な成分が含まれていますので、膀胱炎にも良い、美容にも健康にも良い食べ物として日頃から摂るのは良いことだと考えられます。
膀胱炎の病気と症状
膀胱炎には、急性膀胱炎、慢性膀胱炎、間質性膀胱炎などの種類があります。これらの内、多くの女性を悩ませるのが急性膀胱炎です。
急性膀胱炎の主な症状としては、1)頻尿、2)排尿痛、3)尿の混濁があげられます。
急性膀胱炎の原因としては、尿道から細菌が侵入し膀胱が炎症を起こすことによって生じます。
身体が健康な状態でしたら免疫力で多少の細菌感染は防いでくれますが、ダイエットやストレスなどで免疫力が弱まった状態などは、膀胱炎になりやすい状態といえます。
急性膀胱炎の場合は、免疫力により自然治癒する場合もありますので、十分な水を摂り膀胱内の細菌を排出するように心がけたり、市販の膀胱炎の薬(大半が漢方処方の薬)を服用することでも治る場合が多いと考えられます。
しかし、十分な水分を摂っても市販薬を服用しても症状が改善されないような場合は、医師の診察を受けましょう。
病院での検査の結果、細菌による炎症と確認されましたら抗菌剤(抗生物質)が処方され3日から7日程度で治りますので、おっくうがらずに診察を受けましょう。
中途半端な対処をしていると慢性膀胱炎や腎盂炎になる場合もありますので注意が必要です。