ノロウイルスで嘔吐が我慢できない…原因・特徴・対処法
ノロウイルスによる胃腸炎は、年間を通して見られますが、特に冬に流行することが多い感染症です。
我慢できないほどの激しい嘔吐が特徴です。
ノロウイルスは、感染力が非常に強いため、適切な処理をしないと二次感染につながる恐れもあり注意が必要です。
今回は、ノロウイルスの症状の特徴や原因、対処法についてご紹介しましょう。
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目次
ノロウイルスの症状…嘔吐は我慢できないもの?
ノロウイルスによる吐き気は我慢できないほど激しく急なため、外でも突然吐くケースが多いようです。
人が通る所では吐きたくないものですが、感染したことが分かるような症状はあるのでしょうか?
実際に、ノロウイルスにかかったことがある人に話を聞いてみました。
まずは5年ほど前に感染したことがある人の体験談です。
この人は、一日中体調がすぐれず、何を飲んでも食べても気持ちが悪く、吐き気が続いていたそうです。
そこで、「まだ吐く感じじゃないな」と思いながらトイレに立ったところ、突然激しいめまいに襲われ、いきなり吐いてしまったということです。
別の体験者も、喉や食道がムカムカしてきたと思ったら噴水のように吐いてしまい、トイレや洗面器も間に合わないと言っていました。
激しい嘔吐は胃液も出なくなるほど続き、その後下痢が1時間ほど続いたそうです。
また、ある人は、幼稚園に通うお子さんがもらってくるので毎年感染すると言います。
嘔吐の症状がある時は、スポーツ飲料も吐いてしまい、起き上がれない状態が1週間ほど続くそうです。
突然の嘔吐があった時は、ノロウイルスの疑いがあるので、早めに病院で診察を受けましょう。
我慢できないほどの嘔吐…ノロウイルスの潜伏期間はどれぐらい?
ノロウイルスの潜伏期間は?
ノロウイルスが体内に入り、発症するまでの潜伏期間は24〜48時間とされています。
この潜伏期間には個人差があり、早ければ24時間も経たないうちに症状が出ることもあります。
ノロウイルスの患者と接触したり、吐しゃ物や排泄物に触れてしまったりした場合は、感染の可能性があるので、48時間を目安に様子を見ましょう。
時間が経過して、何も症状が出なければ、感染しなかったか、感染しても症状が出なかったかのどちらかだと考えられます。
潜伏期間中に感染する?
感染経路は、調理をする人の手指や、くしゃみなどの飛沫感染、吐しゃ物や排泄物、患者との接触などがあげられます。
これらは、すでに発症した人からの感染なので、潜伏期間中は体内にウイルスが存在しても他人にうつす可能性は低いと考えられます。
ノロウイルスに感染した時の主な症状をご紹介しましょう。
- 下痢
- 腹痛
- 吐き気
- 嘔吐
- 発熱
上記のような症状が現れた場合、ノロウイルスに感染している可能性があります。
感染を広げないためにも、早めに受診しましょう。
嘔吐が我慢できない…ノロウイルスの主な症状と注意点
ノロウイルスの主症状は嘔吐と下痢
ノロウイルスは、感染してから24〜48時間の潜伏期間を経て発症すると言われています。
発症する前日か前々日に食べた物が原因で、食中毒を起こすこともあります。
主な症状は、吐き気や嘔吐、下痢や腹痛、37〜38度ぐらいの発熱です。
症状は突然現れる!
ノロウイルスに感染した初期は、微熱が出ることが多いのですが、大抵の場合、いきなり激しい症状が始まります。
チクチクとした腹痛からこみあげるような痛みや吐き気をもよおし、1日に何度も吐く人もいます。
吐き気がおさまると、次は下痢で水のような便が出ます。
乳幼児と高齢者は重症化・長引く傾向に
ノロウイルスは、激しい嘔吐と下痢が特徴ですが、成人男性なら1〜2日ほどで症状がおさまることがほとんどで、後遺症もありません。
免疫力が強い成人なら発症しなかったり、風邪のような軽い症状で済んだりします。
しかし、抵抗力が弱い乳幼児や高齢者は、重症化して長引く傾向があるので注意が必要です。
二次感染に注意!
ノロウイルスは、非常に感染力が強く、患者の吐しゃ物や排泄物に触れて二次感染を起こすことがあり、適切な方法で処理や消毒を行う必要があります。
このウイルスにアルコール消毒はきかないので、次亜塩素酸水を使ってきれいにふき取りましょう。
ノロウイルスの我慢できない嘔吐…いつまで?水分補給の注意点
ノロウイルスの嘔吐はいつまで?
通常であれば、3〜6時間ほどでおさまります。
ノロウイルスの主な症状は、吐き気や嘔吐、下痢で、熱はそれほど高くなりません。
突然の嘔吐から始まり、最初の6時間くらいが一番吐き気がひどく、嘔吐や下痢を数回から10回以上繰り返すこともあります。
潜伏期間は1〜2日ほどで、嘔吐から下痢へと症状が変化しておさまるまでだいたい1〜2日で済むことがほとんどです。
初期の段階では吐き気がひどく、胃の症状が気になります。
ここで注意したいことを2つご紹介します。
吐き気がひどくても吐き気止めは使わないこと!
嘔吐は、体内に侵入したウイルスを外に排出する防御反応なので、吐き気止めを使うと逆効果になります。
吐いている間は飲食厳禁!喉が渇いても我慢!
嘔吐により水分が奪われ、喉が渇きますが、この時期は、胃が受けつけないので、飲食は嘔吐がおさまるまで待ってください。
嘔吐がおさまると、次は下痢が始まります。
この段階からは、脱水症状を起こさないように少しずつ水分補給をしていきます。
嘔吐後の水分補給のコツ
嘔吐がおさまってから、1〜2時間経ってから水分補給を開始します。
おすすめの飲み物をご紹介しましょう。
- 経口補水液
- お茶
- 湯冷まし
- 薄めたリンゴジュース
以上のような飲み物を、様子を見ながら少しずつ摂取します。
上手く水分を摂れないようなら、かかりつけの病院を受診してください。
ノロウイルスの検査と治療法について
ノロウイルスにはワクチンなどの特効薬はなく、症状が治まるまで待つしかありません。
しかし、免疫力が弱い乳幼児や高齢者は重症化することもあるので、早めに病院を受診しましょう。
これから、ノロウイルスの検査方法や治療法についてご紹介します。
ノロウイルスの検査方法とは
ノロウイルスの感染を正確に診断するには、便を取り、検査キットを使って調べます。
この検査は、3歳未満と65歳以上の高齢者は保険が適用されますが、医師が必要と判断した場合だけ行われます。
通常は、現在の症状や流行状況を見て総合的に判断し、診断されます。
ノロウイルスの治療法
ノロウイルスには治療薬がないため、症状がおさまるまで待つのが基本です。
嘔吐や下痢という症状は、体内からウイルスを出すために起きている防御反応なので、無理に止めると回復が遅れてしまうのです。
ですから、自己判断で市販の吐き気止めや下痢止めを飲まないようにしてください。
嘔吐や下痢がひどい場合は、病院を受診して整腸剤や痛み止めなど症状に合った薬を処方してもらい、医師の指示に従って服用しましょう。