子宮頸がんの原因は妻の浮気?夫の誤解…感染ルートと予防法
子宮頸がんと言うと、性交渉が多い女性がなるものという偏見を持つ男性は多いようです。
妻が発症し、夫に病名を告げたところ、浮気をしているのではないかと疑われ、離婚にまで発展してしまうこともあります。
しかし、実際は、夫が原因であったり、性交渉以外で発症することもあり、様々なケースが存在します。
今回は、子宮頸がんの原因や予防法についてご紹介しましょう。
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目次
子宮頸がん発症…「浮気が原因」と夫に疑われるケースも
子宮頸がんと診断され、そのことを夫に告げたら、浮気の証拠だと思われて離婚に至ったという女性がいます。
彼女が、広告会社に勤務していた38歳の頃、がんだと告知され、夫に話したところ、心配やいたわりの言葉はなく、まず不快感をあらわにした侮蔑の表情を見せたそうです。
夫は、彼女が結婚前から他の男性と遊んでいたことや、結婚した後も、時々夜遅くまで職場の男性と飲みに行っていたから、それが原因だと考えていたようです。
そして夫は、彼女を手助けするつもりはないと告げ、実際に女性が子宮の全摘手術を受け退院した後、すぐに離婚届を渡し、女性が判を押して離婚が成立したとのことです。
女性は結婚後、夫以外の男性と関係を持つことはなかったにも関わらず、夫は、たくさんの男性と遊んでウイルス感染したのだろうと考えており、巷でもそのような俗説を信じている男性は多いようです。
子宮頸がんは性病?原因は性交渉だけではない!夫が妻に抱く誤解
子宮頸がんを「性病」だと思っている人は多いのですが、実際はそうとは言えません。
確かに、子宮頸がんの主な原因と言われるHPV(ヒトパピローマウイルス)は、性行為によって感染するものなので、性感染症の一つとも言えますが、性交経験がなくても発症する人がいるのも事実です。
また、性交渉の経験が多いほどリスクが高くなるのかと言えば、必ずしもそうとは限りません。
コンドームを着用すれば、HPVに感染する確率は低くなりますし、感染したとしても、それが「がん」になるかどうかは、喫煙などの生活習慣も関係してくるからです。
また、HPVは、1度でも性交渉をしたことのある女性なら、8〜9割は感染したことがあると言われるほどありふれたウイルスで、そのほとんどは免疫で消滅し、実際に「がん」に進行する確率は高くありません。
HPVの感染ルートは性行為で、男性が感染し、がん化が進行すれば、肛門がんや陰茎がんになる可能性があります。
しかし、発症する確率は、子宮頸がんよりもはるかに低く、10%程度と言われ、HPVの影響を受けるのは圧倒的に女性と言えます。
妻が子宮頸がんを発症すると、何の症状もない夫が妻の浮気を疑いトラブルになるケースが見られますが、HPVの性質を知ることでそのような誤解は少なくなっていくでしょう。
妻が子宮頸がん…実は夫が原因かも!
妻から子宮頸がんだと告げられたら、彼女が別の男性と性交渉をしたからではないかと疑う夫は多いようです。
子宮頸がんは、男性との性交渉によってHPV((ヒトパピローマウイルス))が感染して発症することが多い病気です。
ですから、夫としては妻が浮気をしたのではないかと考えてしまいがちです。
しかし、HPVは、男性との性交渉で感染するので、夫から感染したという可能性もゼロではありません。
また、子宮頸がんの原因となるウイルスの潜伏期間は、はっきりとはわかっていませんが、性交渉からだいたい3年〜20年くらいだとされています。
つまり、結婚して20年以内で、妻が夫以外の男性と性交渉をしたことがなければ、夫が原因である確率が高くなります。
そして、夫が風俗に行って他の女性と性交渉したことがあれば、そこからHPVを妻に感染させることも考えられます。
男性は、女性と違ってHPVに感染しても、症状として現れにくいので、つい「妻の浮気」と考えがちですが、心当たりがあれば、夫も検査を受けた方が良いでしょう。
子宮頸がんは早期発見・早期治療が大切!2年に1度は検診を!
子宮頸がんを予防するには、2年に1回は検診を受けることが大切です。
この病気は、HPVというウイルスに感染することが原因とされていますが、ほとんどの人は感染しても免疫機能によって体の外に排除することができます。
しかし、一部の人は排出できないまま感染が持続し、がんの前段階である「異形成」になります。
この病気は進行が遅く、異形成から子宮頸がんに移行するのは、5年〜10年ほどかかると言われています。
異形成には軽度、中等度、高度と程度により段階があり、高度異形成の2〜3割が子宮頸がんに進行すると考えられていますが、定期検診で異形成を早期発見できれば治療により、がん化を防ぐことができます。
子宮がん検診など婦人科系の検診は、補助金を出している自治体も多いので、活用して子宮頸がんの早期発見・早期治療に役立ててください。
子宮頸がんを予防するには?免疫力をUPする方法
子宮頸がんを予防するには、免疫力を高めることが大切です。
免疫力とは、人間に本来備わっている自然治癒力のことで、体外から体内に侵入した病原菌を攻撃し、体外へ排除する働きをします。
また、免疫は、体外から侵入する細菌やウイルスを排除するだけでなく、体内で発生するがん細胞のような突然変異に対しても力を発揮します。
がん細胞は、誰にでも発生していますが、それが必ずがんになるわけではありません。
がん細胞が発生すると、NK細胞という免疫細胞が働き、敵とみなして攻撃し、排除するからです。
ですから、子宮頸がんや子宮頸部異形成を引き起こす原因とされているHPV(ヒトパピローマウイルス)に感染したとしても、ほとんどの場合は免疫細胞の働きにより、自然に排除されます。
がんを予防するためには、免疫力を低下させないことが大切です。
栄養バランスのとれた食事をとる、タバコを吸わない、夜更かしせず質の良い睡眠を充分にとる、無理して働き過ぎない、ストレスを溜めないように適度な運動をするなど、日常の生活習慣を見直してみましょう。
また、体温を1℃上げれば免疫力が約37%上がると言われています。
普段から体を冷やさないようにして、体温を上げるように心がけましょう。
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