サプリメントが肝臓に与える影響とは
現在の日本人で、健康を気にしない人というのはいないのではないでしょうか?
また、多くの人が健康のためにとサプリメントを摂っているのではないかと思います。
しかし、健康のために摂っているサプリメントが肝臓に悪影響を与えている可能性が指摘されています。
サプリメントと肝臓との関係について調べてみました。参考にしていただければ幸いです。
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目次
サプリメントで肝臓に悪影響を与えている例
相談内容
少し前から倦怠感があり、近くのクリニックで診てもらいました。血液検査をしてもらったのですが、γ-GTPが基準値よりも少し高いといわれました。
飲酒もしていませんし、特に薬も飲んでいません。また、肥満でもありません。
クリニックの医師は飲んでいるサプリメント(マルチミネラルとマルチビタミン)の影響の可能性もあるとのことでしたが、サプリメントの摂取量は用法通りです。
回答
飲酒も服薬も内臓肥満もないようですので、γ-GTPなどの値が高いのはサプリメントの影響(主成分や添加物、または主成分以外の成分によるアレルギーなど)の可能性も考えられますが、血液検査の数値が基準値より少し高い程度ですのでもう少し様子をみてみましょう。
γ-GTPなどは、体調により数値が結構変動しますので、少し日数をおいてから再検査してみることも考えられますが、身体の異常が続くようならサプリメントの摂取を止めてみることもおすすめします。
どんなサプリメントが肝臓に悪影響を与えるのか?
サプリメントが肝臓に悪影響を及ぼすのは、主成分が関係する場合と、添加物が悪影響を与える場合があります。
さらに主成分については、主成分が天然由来か化学合成によって作られたものかということが関係します。できれば天然由来のものをおすすめします。
それと添加物ですが、錠剤やカプセルに加工する際に使用する薬品や着色料、香料、保存料などが肝臓の負担になります。
サプリメントを選ぶ場合には、価格以外にも原材料などの記載欄をよくチェックしてください。
それとこれらとは別ですが、ビタミンには水溶性と脂溶性の2種類があります。
水溶性のビタミンは摂り過ぎても摂り過ぎた分は尿と一緒に排泄されますのでよいのですが、脂溶性ビタミンは摂り過ぎた分は肝臓に蓄えられてしまい、肝臓に悪影響を及ぼします。
また、過剰摂取による副作用も起こる場合がありますので、用法用量を守って過剰摂取にならないよう注意してください。
肝臓への悪影響が考えられるサプリメントの種類は?
肝臓への悪影響が大きいと考えられるサプリメントは、ダイエット系とボディビル系の二つがあげられます。
これらのサプリメントで多いのが、ダイエット効果や筋肉増強の効果を早く得たいために、用法用量を守らずに多く摂取してしまい、肝臓に悪影響を及ぼすというものです。
まずダイエット系ですが、種類としては「脂肪燃焼」「下剤」「吸収阻害」「満腹系」の4種類程度になりますが、短期間で効果のあるようなものは、危険な薬物が使われていたり、主成分の含有量が多く健康被害の可能性が高いものが多くあります。
ボディビル系は、ホルモン成分やステロイドが入っているものは、注意して使用しないと様々な副作用に悩まされることになりかねません。
また、最近はインターネットで海外のサプリメントも簡単に入手できるようになっていますが、海外のものは日本で承認されていない成分を使っていたり、有効成分の含有量が多いなどの場合がありますので、安易に海外のサプリメントを購入するのは避けた方が無難だと思います。
肝臓に悪影響を与えるサプリメントへの対応策
まず最初にサプリメントとは何なのでしょうか?
サプリメントを日本語の単語に置き換えると「栄養補助食品」となり、元来は身体に不足した栄養素を補充する目的で用いられていたものです。
ですので、栄養素は基本的には食物から摂ることが本来の考え方です。どうしても食品から摂るのが難しい成分のみをサプリメントに頼るべきものなのです。
栄養補助食品だから、適当に何種類か摂っていると健康によいだろうと安易に摂らないようにしてください。
さて、肝臓に悪影響を及ぼすものとしては、大きく添加物によるものと主成分によるものとに分けられます。
添加物には、錠剤やカプセルに製造する際に添加されるものや、保存料、着色料などがあり、いずれも肝臓に負担となります。
次に主成分ですが、海外のサプリメントには、日本で認可されていない成分が含まれていたり、含有量が非常に多いものなどがあり、これも肝臓に大きな負担となります。
肝臓に悪影響を与える注意すべきサプリメントの「まとめ」
主成分が化学合成のもの
主成分の物質を化学的に合成したものか、天然由来のものとに分けられます。肝臓には化学合成品の方が負担が大きいとされています。
添加物によるもの
サプリメントには錠剤やカプセルの製造のためのものや、保存料、着色料など様々な添加物が含まれています。
それらの添加物を分解するのも肝臓の役目になります。ですので、添加物を多く含むものは、肝臓の負担が大きくなってしまいます。
主成分の物質の特性によるもの
海外のサプリメントには、日本で認可されていないものや、国内で正規販売されているものより極端に含有量が多いものなどがあります。これらは肝臓に影響を及ぼす可能性があります。
また、ビタミンでは、脂溶性ビタミンは過剰に摂取すると肝臓に蓄えられてしまいますので、肝臓の負担が大きくなってしまいます。
サプリメントは栄養補助食品という位置付けですが、薬とどう違うのかといわれると難しいものですので、複数のサプリメントを安易に摂ったり、用法、用量を自分勝手に増やしたりしないで、正しく摂るようにしてください。
どうかサプリメントと賢く付き合って健康増進に役立ててください。
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