部屋の湿度の適正値とそれを保てなかった場合の影響
冬場の季節になると気になるのが乾燥ですね。乾燥させないために加湿器などを使って加湿する人も多いと思います。
しかし、部屋の湿度は実際どのくらいに保つのが適正なのでしょうか。また、適正に保たれなかった場合はどのような影響があるのでしょうか。
ここでは、部屋の適正な湿度について紹介するとともに、保てなかった場合の影響などについて紹介していきます。
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目次
湿度とはなにを表しているの?
湿度といっても、そもそも何を表しているのでしょうか。
漠然と空気に含まれる水分量ということはわかるものの、どのようにして算出されるのか分からない人もいることでしょう。
そこでここでは、まず湿度について紹介します。
湿度とは何か?
湿度とは空気中の水分(湿り気)の度合いだということは分かっている人も多いと思います。
しかし、この湿度には2つの表示法があるのです。1つが水分の量を示す絶対湿度、そしてもう1つがよく使われている相対湿度です。
絶対湿度
これは空気の体積中にある水蒸気の質量を表しているものです。単位はkg/kgです。空気1kgあたりに水蒸気が何kg含まれるかを示しています。
相対湿度
これはある温度の空気に含むことができる最大の水分量に対し、同じ温度でどの程度の水分を含んでいるかを比率で表しているものです。単位は百分率(%)で示します。
このように、湿度といっても2つの表示法があります。みなさんがよく知っている気象庁で発表される湿度は相対湿度のほうです。
部屋のなかの適正な湿度はどれくらい?
では、部屋における適正な湿度はどのくらいなのでしょうか。ここでは、一般的な適正湿度について紹介します。
室内で快適な湿度は40%〜60%とされています。40%以下になると目や肌、のどの乾燥を感じるようになります。
それだけではなく、インフルエンザなどのウイルスの活動が活発になってきます。逆に60%以上になるとダニやカビなどが発生しやすくなります。
特に、乾燥しがちな冬から春にかけての季節は、40〜60%の適度な湿度を保つことが重要です。しっかり湿度を保つことで、風邪やお肌の乾燥、ドライアイなどの予防にもなります。
ただ、逆に湿度を上げすぎるとカビなどの発生原因ともなるため、上手にコントロールすることが大事です。
人間も湿度をなんとなく感じることはできますが、パーセンテージまで感じることはできません。しっかり湿度管理するためには、湿度計を使うことをオススメします。
加湿器がなくても部屋の湿度を適正に保つ方法
部屋の湿度を上げるためによく使われるのが加湿器ではないでしょうか。
しかし、加湿器も少々お金がかかります。加湿器を使わなくても湿度を上げる方法はないのでしょうか。
そこでここでは、加湿器を使わなくても部屋の湿度を上げる方法について紹介します。
加湿器を使わなくても部屋の湿度を上げるためには、濡れたタオルを使うのが効果的です。特に表面積が広いバスタオルがオススメです。
洗濯物を室内に干すのも効果的です。部屋干しの匂いが気になるようであれば、なるべく窓側で日の光が当たるところで干すとよいでしょう。
洗濯をしなかった日には、お風呂上がりに使ったタオルを寝室や顔のそばに干すようにしておくと、睡眠中にのどや肌の乾燥を防ぐこともできます。
さらに観葉植物を置くのもオススメです。観葉植物は吸収した水分を葉っぱから蒸発させるので、加湿器代わりにもなります。
部屋の湿度が適正に保たれなかった場合の影響
部屋の温度が適正に保たれていないと、いろんな面で影響が出てきます。
部屋の湿度が低いと、口や鼻の粘膜が乾燥してしまうため、感染に対する防御機能が低下します。その結果、風邪やインフルエンザなどのウイルスが体内に入り、感染しやすくなってしまいます。
特に冬に風邪やインフルエンザが流行しやすいのは、湿度が低く空気が乾燥しているため、人間の防御機能が低下していることが大きな原因です。
また、湿度が低く空気が乾燥していると、体内から水分が蒸発しやすくなるため、暖房をつけても体感温度は低くなってしまいます。
さらに、湿度が低いことは髪や肌などの美容にも影響します。
健康な髪の水分量は、11%〜13%ほどと言われており、髪は水分を吸収したり放出したりしやすいので、湿度に影響されやすく、湿度が低下すると乾燥するとパサついて髪が広がりやすくなります。
また、肌も水分量が10%以下になると肌荒れやかゆみの原因となります。
部屋の湿度を加湿する上で注意しておきたいこと
部屋の湿度を上げるために加湿器を使う人も多いでしょう。ただし、この加湿器を使うときにちょっと注意しておきたいことがあります。
加湿する上で大事なことは、その部屋の室内においてベストな空気環境を作ることです。それは部屋の面積、温度、空気の流れ方、湿度など様々な要因が重なってできるものです。それが体に良い空間と言えるのです。
したがって、湿度だけが高すぎてもいけませんし、温度が高すぎてもいけません。加湿しすぎると湿度が高すぎるのは呼吸器にもダメージを与えてしまうのです。
また、加湿しすぎるとカビなどの発生原因となってしまいます。カビによるアレルギーを引き起こしてしまう可能性もあります。
さらに、あまり加湿しすぎた部屋にいすぎるのもいけません。加湿しすぎは肌の生まれ変わり(ターンオーバー)の働きを低下させてしまうのです。そうなると、肌は余計に乾燥しやすくなります。
このように加湿器を使う上では、加湿しすぎないように注意する必要があります。