毛穴の角栓はなぜできる？ピンセットで取っていい？正しい対処法

鼻周りの毛穴が気になる人は多いのではないでしょうか？

さらに、その開いた毛穴から出た角栓を見ると、取りたくなりますね。

手軽にピンセットで抜いてすっきりしたいところですが、抜かないほうがいいという話もあります。

いじりすぎると肌を痛める恐れもあるので、適切な方法で行うことが大切です。

今回は、毛穴の角栓を取るための正しい対処法と、角栓ができる理由・予防法をご紹介します。

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毛穴の角栓の正体は？ピンセットで抜いてもいい？正しい除去方法

毛穴から見える角栓のことを「脂」だと思っている人は少なくありません。実は、角栓は約70%のタンパク質と30%の皮脂で構成されています。

皮膚のタンパク質には、肌をこすると出てくる垢も含まれます。垢は、せっけんで毎日洗ったり、お風呂に入ったりしても肌に残ります。

つまり、ピーリングしたりこすったりしなければ取れないものなのです。

ですから、角栓は、ホットタオルで温めたり、オイルクレンジングで溶かして落としたりできるものではないということです。

角栓の正しい除去方法をご紹介します。

指で押し出す

指の腹を使って軽く押すのは構いませんが、爪で無理やり出そうとすると肌を傷つけるので気を付けてください。

ブラシ洗顔

角栓が目立つ前の盛り上がっている状態なら有効です。

優しくなでるように行いましょう。

鼻パックで剥がす

刺激が強いため、皮膚が剥けて傷つく恐れがあります。

マイルドな使い心地のもので月に1回程度の使用であれば問題ないでしょう。

毛抜きやピンセットで抜く

周りの皮膚を傷つけなければ大丈夫です。

ダメージを減らすため、肌を柔らかくして角栓が出やすい状態にして行うのがポイントです。

気になる毛穴の角栓…取るならピンセットよりもオロナインパック

毛穴の角栓が気になる時に、手っ取り早くピンセットを使って抜くという人は多いでしょう。ですが、肌への刺激が気になりますね。

そんな時は、オロナイン軟膏と通常の毛穴パックを組み合わせた方法がおすすめです。

オロナインパックの方法と注意点

1. ぬるま湯で顔を濡らし、毛穴を開きます。
2. 角栓が気になる部分にオロナイン軟膏を塗りこみ、10分ほど置いたら洗い流します。
3. 通常通り、毛穴パックを行います。
4. 所定の時間が経過したら、パックをゆっくりと丁寧に剥がしましょう。

オロナイン軟膏は殺菌力が強いため、皮膚の表面の常在菌まで取り除いてしまう恐れがあります。使用頻度には注意が必要です。

また、角栓は雑菌やウイルスが毛穴から侵入してくるのを防ぐ役割があり、悪いものではありません。

無理やり角栓を取り除こうとすると、毛穴が開いたままになるリスクもあります。

鼻の黒ずみが気になる場合は、洗顔を丁寧に行い、保湿を心がけることが大切です。

毛穴の角栓除去にはピンセットよりも正しい洗顔！コツと予防法

角栓の除去には洗顔が一番！

毛穴の角栓が気になって、ついピンセットで取ってしまう人は多いのではないでしょうか？

しかし、ピンセットは使い方を間違えると肌を痛めてしまうこともあります。角栓を優しく除去するには洗顔が一番効果的と言われています。

洗顔の前に、温めたタオルで角栓が気になる部分を覆い毛穴を開くと落としやすくなります。

顔を洗う時は、こするのではなく泡で撫でるようにマッサージしましょう。

そして、洗顔後は毛穴を引き締める効果がある化粧水をつけて保湿をすることが大切です。

角栓の予防法

角栓の予防には、適切な洗顔を毎日行い、生活習慣を改める必要があります。

毛穴の角栓が気になるからと言って、1日に何度も顔を洗うとかえって肌は乾燥し、皮脂の分泌が過剰になります。

そのため、余計に角栓が目立ってしまうことがあります。

また、脂っこいものを中心にした食生活、睡眠不足、ストレスなども皮脂分泌が増える原因になると言われています。

毛穴の角栓が気になる場合は、洗顔法や普段の生活を見直してみることをおすすめします。

角栓を除去した後のケア…毛穴を引き締める方法

●角栓除去のアフターケア…保湿と毛穴の引き締めが大切

角栓を取り除くと、毛穴が開きます。

そのまま放置していると、毛穴が開いたままになり、角栓もより目立つようになります。

適切なアフターケアをしないと、鼻の角栓が黒く目立つ「イチゴ鼻」の原因になります。

まずは、除去をした後に冷たい水で肌を冷やし、毛穴を引き締めましょう。

その後、化粧水をたっぷりとつけて保湿し、水分が逃げないようにクリームでフタをしてください。

このような毛穴の引き締めと保湿は、広がった毛穴のケアに欠かせないものです。

注意してほしいのが、冷水だけ、化粧水だけというやり方です。

どちらか一方だけでは、開いた毛穴を十分に引き締めることはできません。

効果を上げるには、必ずセットで行うことが大切です。

毛穴パックなどで角栓を取り除いた後は、すぐに肌を冷やして保湿する習慣をつけましょう。

毛穴は肌を保護している！実は重要な4つの働きとは？

毛穴が目立たないきめ細かな肌に憧れる女性は多いようです。しかし毛穴は、肌を美しく保つために重要な働きをしているのです。

毛穴の主な役割を4つあげてみましょう。

1. 毛穴から出る皮脂が肌表面に膜を作り、空気中のホコリや化学物質などの刺激から皮膚を守っています。
2. 皮脂により、肌のうるおいを保ち、乾燥を防ぎます。
3. 毛穴から体内の老廃物を排出します。
4. 毛穴から出る皮脂により、肌のpHバランスが保たれ雑菌の増殖を防いでいます。

以上のような、保護・保湿・解毒作用・抗菌作用という肌の美しさを保つ上で重要な役割を毛穴は担っています。

つまり、毛穴をなくそうとするよりも、上手にその働きを活用することが美肌につながると言えます。

皮脂や汗というと、汚いイメージがあるかもしれませんが、肌の表面を保護し、皮膚の表面を覆うことで水分の蒸発を防いでくれるものです。

自然に分泌される皮脂や汗は、肌の乾燥を防ぎ、肌の張りや弾力を保ち、たるみまで予防します。

毛穴から分泌される皮脂や汗の働きを活かして、上手に付き合っていくことが大切です。

毛穴の角栓ができる3つの主な原因

皮脂が多い

過剰に分泌された皮脂により、毛穴が詰まって角栓ができやすくなります。

このことから、いわゆるオイリー肌と呼ばれる脂性肌の人は毛穴が詰まりやすいと考えられます。

肌の乾燥

肌の乾燥も角栓の原因になるとされています。

乾燥した肌はかさついて硬くなっているため、毛穴の収縮も悪くなり、毛穴が詰まってしまうのです。

ですから、摩擦が多く乾燥しやすい鼻の周りや口の下には角栓ができやすいと考えられます。

古い角質・ファンデーションの汚れが溜まる

そして、毎日メイクをしていると、どんなにしっかりクレンジングしたつもりでも、ファンデーションが残っている場合があります。

さらに、年齢を重ねていくうちに、角質のターンオーバーの周期が長くなり、古い角質が溜まりがちになります。

これらと皮脂やホコリなどが混ざり合って毛穴が詰まっていくのでしょう。