顔の乾燥トラブルによる皮膚が赤いときの対処法
乾燥による肌トラブルは、冬場はもちろん季節の変わり目にもよく起こります。
自分では気づかずに、顔が赤いと指摘されて気づいたというひとも多いのではないでしょうか。
でも、どうして乾燥すると肌が赤くなってしまうのでしょう?
今回は、乾燥による肌のトラブルと、その対処法についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
顔が赤いのは乾燥のせい?
乾燥した季節になると、リンゴ病だと思われるくらい、肌が赤くなってしまうひともいるようです。
さらには、肌のつっぱりやひりひりとした感覚にもなるようで、とても外気のストレスに敏感になっているのだと思います。
特に肌の色が白いひとや、焼けるとすぐに赤くなってしまうひと、アトピー持ちのひとに多いように思われますが、熱を持ちだしている場合は、少しケアを変えてあげる必要があるかと思います。
乾燥が原因での肌トラブルというのは、非常に多くあります。
まずは保湿を十分にするということが大切ですが、肌が荒れている場合は、それを治さなければなりません。
それは日頃の食生活が関係していることもあるので、食事の見直しについても考えていきましょう。
たとえば、トランス脂肪酸を多く含むマーガリンなどの摂取を控え、亜麻仁油に変えてみるのはどうでしょうか?
アレルギー疾患の原因ともいわれるトランス脂肪酸を、体に取り入れなくするだけでも、肌トラブルは落ち着いてくるでしょう。
皮膚が薄いと乾燥で刺激され顔が赤くなる?
顔が赤くなる原因は、肌の薄さと炎症の2つに分けられます。
もちろんそのほかにもさまざまな原因がありますが、頬が赤くなるという悩みを抱えている多くの方は、乾燥や紫外線、そのほかの刺激に弱いために、赤くなってしまうのです。
どうして肌は薄くなるの?
生まれつきに肌が薄いという人もいるのですが、肌が赤いということは、日ごろの洗顔やマッサージが原因となっているでしょう。
肌にとって刺激の強い成分が入っていたり、必要以上に強く力を入れていたりすると、肌がこすられ皮膚を削っていることになるのです。
また、化粧品にも言えることなので、肌に合わないなと感じた場合には、使用をやめましょう。
炎症が起こる理由
肌が薄くなることにより、肌の免疫が落ちてしまいます。それによりニキビや肌荒れなどの炎症が起こり、赤く見えるようになるのです。
皮膚を守っている外側の角質が、薄くなることによりダメージを受けてしまいます。
そして、そのダメージが角質層を削り、皮膚の内側の表皮や真皮に伝わり、炎症となってしまうのです。
乾燥による顔が赤い人の主な原因
血液が透けて見える
肌に赤みが現れる原因として、血液が透けて見えているということも考えられます。
人間の皮膚は、皮下組織、真皮、表皮などの層が重なり合ってできています。そして真皮にはたくさんの毛細血管があり、血液が流れています。その中でもっとも多くの毛細血管があるところが頬になります。
乾燥により肌が敏感になってしまうと、0.2mmほどの表皮はさらに薄くなってしまいます。
それにより、真皮にある毛細血管を通る血液が透けて見えるようになります。
皮膚が炎症を起こしている
乾燥肌が悪化してしまい、敏感肌になると、かゆみやいたみなどの症状が出てきます。
肌の状態としては、角質層がボロボロになっていたり、表皮が薄くなっていたりしているため、外部からの刺激に弱くなっているのです。
そのまま何もケアをしないでいると、最終的には肌がごわつき、硬い皮膚になってしまいます。
スキンケアで肌の赤みを治す方法
皮膚科に相談
肌荒れがひどくてつらい…と、あまりにひどいようなら皮膚科に相談しましょう。とりあえずは肌をもとの状態に戻すことが大事です。
ステロイドの塗り薬や、抗生物質の入った飲み薬、ワセリンなどが出されることが多いのですが、それを塗ったり服用するとすぐに治ってしまうことがほとんどです。
どうしても薬には頼りたくないと思う人は別ですが、そうではない場合、皮膚科に相談することをおすすめします。
スキンケアで治す
炎症を起こした原因がはっきりとわかる場合、例えば化粧品が合わない、コスメが合わないなどの場合は、使用を中止しましょう。
肌が炎症を起こしている状態のときは、肌にうるおいを与えることが重要になります。
そして、一定の水分量をキープしつつ、ちゃんとターンオーバーができる状態にもっていきましょう。
乾燥が原因で肌が赤いときの対策とは?
肌の赤みの原因
肌の赤みに繋がる最大の原因は、外部からの刺激でしょう。特に毎日行うクレンジングや洗顔も刺激のひとつになっています。
肌をきれいに保つためには、清潔にすることはもちろんですが、過剰な洗顔は逆に肌を痛めてしまいます。
ですので、肌が赤いなと感じ始めたら、肌への負担や刺激に気をつけましょう。
食生活について
赤み対策として、皮膚の角質層を健康に保つことも重要になります。
なぜなら、角質層がしっかりしていると、刺激に対しても過剰に反応しなくなるからです。
そのためには、日ごろの食生活や睡眠について、見直しをしてみるといいと思います。
意識しすぎない
肌の赤みを必要以上に気にするのはやめましょう。
たとえちゃんと対策をしていても、意識しすぎてしまうと、余計なストレスに繋がってしまいます。
そしてその結果、赤みの症状が長引いてしまうこともあります。ですので、まずは肌荒れを治すことに注意して、ひとつずつ解決していきましょう。
乾燥で肌が赤い人の赤みの改善方法
乾燥肌の人は肌の水分量が低下しています。すると、外部の刺激から肌を守ろうとするバリア機能が壊れているのと同じ状態になります。
つっぱりを感じ、カサカサとした手触り、皮がむけてきたりという症状となって現れます。
ではそうならないためにも、いくつかの改善方法を紹介します。
1.刺激を与えない
洗顔やスキンケアのときは、なるべく優しく肌に触れましょう。洗顔は泡で洗い、スキンケアは浸透するようにおこないましょう。
2.セラミド配合を選ぶ
スキンケアの成分にセラミドが入っているものを選びましょう。セラミドは肌のバリア機能を助けてくれる働きがあります。
3.質のいい睡眠を
午後10時から午前2時の肌のゴールデンタイム時には、必ず睡眠をとれるようにしましょう。
4.保湿にいい食べものを
コラーゲンやビタミンを多く含んだ食材を食べるようにしましょう。内部からの保湿も意識することで、乾燥に負けない肌になっていきます。