美容師さんから教わるシャンプーのコツと正しいシャンプーの選び方

美容師さんにシャンプーをしてもらうと気持ちよく、洗い上りの髪もツヤツヤになります。

自分で洗うのとはどこが違うのでしょうか？

美容師さんがシャンプーを行う時のコツやポイントを知ると、自宅でのシャンプーでも活用できますね。

今回は、シャンプー選びから実際に美容師さんがしている方法とコツなどをご紹介しましょう。

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市販のシャンプーは種類が多い！どれがいい？それぞれの特徴

市販のシャンプー「アルコール系」「石鹸系」「アミノ酸系」の違いとは？

ドラッグストアなどで販売されているシャンプーはたくさんあります。

どれを選べばいいのか迷う場合は、ボトルの裏面に表示されている成分をチェックしてみましょう。

市販のシャンプーは大きく3つに分類されます。

これからそれぞれの特徴をご紹介します。

高級アルコール系

市販のシャンプーで最も多いタイプです。成分表示の最初の方にラウレス硫酸と書かれています。

泡立ちが良く洗浄力が強いこと、価格が安い点が優れています。

ただ、刺激が強いため、肌が弱い人には不向きです。

石鹸系

自然派志向のシャンプーに多いタイプです。成分表示の最初の方に脂肪酸と書かれてあります。

肌への刺激は少ないのですが、洗浄力は強く、毛穴の汚れまで取ってくれます。

しかし、油分を取り過ぎてしまうため、髪がパサつきがちです。

アミノ酸系

成分表示に「グリシン」「メチルアラニン」「グルタミン酸」など書かれているのがアミノ酸系シャンプーです。

低刺激で肌に優しく、髪もきれいになりますが、価格が高めで洗浄力が弱いのがネックです。

このように、それぞれ長所と短所があります。

シャンプー選びの参考にしてみてください。

美容師さんのシャンプーのコツ…予洗いは丁寧に

美容師さんにシャンプーしてもらう時、気がつくことはありませんか？

それはシャンプー前の予洗いの時間です。短くても1分半はあるはずです。

結構長いですよね。

自宅で髪を洗う時は、ざっとすすいですぐにシャンプーを始める人が多いのではないでしょうか。

しかし、美容師さんがしっかり予洗いをするのには理由があります。

まず、シャンプーをする前に丁寧にお湯ですすぐと、頭髪の内部に水分が浸透します。

そして、頭皮の余分な皮脂や、髪の汚れなどもある程度落とすことができます。

ただ、ワックスの油分やヘアスタイルをキープするスプレー剤などを落としきるにはシャンプーをする必要があります。

予洗いの時間が短いと、皮脂や髪の汚れを十分に落とせないので、その後のシャンプーで泡立ちが悪くなります。

そのため、予洗いは丁寧に行うことが大切です。

美容師さんのシャンプーを再現するコツ…独特の指のタッチ

美容師さんに髪を洗ってもらうと気持ちよくて眠ってしまう人も少なくありません。

これは、独特の指のタッチによるものだと思われます。

コツは、指の腹で頭皮を軽くリズミカルに押したり離したりすることだそうです。

具体的に言うと、両手の指を広げ、手首のスナップを利かせながら左右に振るように動かすということです。

手首だけ動かすと疲れてしまうので、ひじから動かすのがポイントです。

洗う時に、左右交互に動かすとマッサージ効果も高まり、さらに心地よさが増します。

シャンプーする時は、指を頭皮から離さず、フェイスラインから始めて洗い残しがないように気を付けましょう。

また、指の動きに強弱をつけたり、テンポよく行ったりすることも大切です。

美容室で髪を洗ってもらう時は、美容師さんの指の動きを確認してみると参考になるでしょう。

シャンプーの仕上げ「すすぎ」コツは時間をかけてじっくりと

シャンプーの仕上げはすすぎです。

38度ぐらいのぬるま湯で、頭皮についたシャンプーを落とすつもりですすぐときれいに洗い上げることができます。

ゴシゴシこするのではなく、手首のスナップを利かせて素早く撫でるように行うのがコツです。

すすぎは最後の段階ですが、実は最も重要なポイントです。

確かに美容師さんにシャンプーをしてもらうと、すすぎはかなり時間をかけてじっくり行っていることが分かりますね。

なぜかと言うと、すすぎを十分にせず頭皮にシャンプーが残っていると、頭皮の乾燥やフケ、かゆみやかぶれなどのトラブルの原因になるからです。

しかし、一般の人は、シャンプーの種類や洗い方などは気にしていても、すすぎにはあまり時間をかけない傾向があります。

すすぎは、洗う時間の2倍かけるつもりで丁寧に行いましょう。

特に、頭皮のトラブルがある場合は、シャンプーのすすぎが十分にできているか見直してみてください。

美容師さんが実践しているシャンプーのコツ

シャンプーのコツ…手のひらで泡立て・地肌をマッサージするように

まず、シャンプー液を頭頂部に直接かけるのは刺激が強いのでやめましょう。

手のひらでしっかり泡立て、後頭部のあたりから洗い始めるのがおすすめです。

そして、髪を洗うというよりも地肌をマッサージするように行うことも大切です。

注意したいのが爪を立ててしまうことです。頭皮が痛み、キューティクルも剥げてしまう恐れがあります。

指の腹で優しく揉みこむように洗いましょう。

また、美容師さんのような心地よさを目指すのであれば、手首のスナップを利かせると良いでしょう。

このようなシャンプーのテクニックを取り入れると、洗い上りに差が出てくるはずです。

ただ、美容師さんのようなプロの技術をそのまま実践するのは難しいものです。

できるものを選んで毎日続けていれば違いを実感できるでしょう。