気になる鼻のニキビを自分で潰す方法と注意点

鏡を見て鼻にニキビができていたら嫌ですよね。

目立ちますし気になるので、何気なく触ったり潰したりしてしまう人も多いと思います。

しかし間違ったニキビの潰し方によって、肌が大きなダメージを受けてしまうこともあるんです・・・。

ニキビを潰した後、肌はどうなるのか、そして肌に負担がかかりにくいニキビの潰し方などをご紹介します。

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鼻のニキビ、自分で潰すのは大丈夫？

一般的に白ニキビと黒ニキビは、炎症が肌の奥まで届いていないので自分で潰しても大丈夫だと言われています。

自分で潰すと危険なのは、赤ニキビと黄ニキビです。

こちらは肌の奥深くまで炎症を起こしてしまっているので、無理やり潰すと跡が残りやすくなります。

自分でニキビを潰して目立たなくなってもそれは一時的なものです。

無理に潰して肌が傷ついてしまった場合、ニキビがあったところが黒ずんでしまったり、ボコボコとした肌ざわりになってしまうことがあります。こうなってしまうと治すのは難しいです。

赤ニキビや黄ニキビができてしまったら、自分でニキビを潰すための「コメドプッシャー」という器具を購入して対処するか、皮膚科に行き面皰圧出という処置を受けましょう。

面皰圧出の場合、専用の器具やレーザーを用いてニキビの表面に開けた穴から、溜まっている老廃物や膿を出します。

皮膚科に行く方が安全ですし、保険が適用されるので費用も安く済むのでおすすめです。

鼻のニキビを正しく潰すにはどうすればいい？

鼻のニキビの潰し方は以下の手順で行います。

1. アルコール消毒した針の先でニキビの「表面のみ」をプツッと刺します。肌が傷つくので絶対に奥まで刺さないでください。
2. 清潔な指でニキビの周りをそっと押します。このとき力を入れたり爪を立ててはいけません。

これで肌の表面に近いところの膿が出てきます。

奥の方の膿はそのままにしていれば時間の経過とともに治るのでいじらないようにしてください。

無理に奥の方の膿まで出そうとすると、毛穴の奥の方に溜まった老廃物や膿などの塊が潰れて毛穴の中に広がってしまいます。

爪を立てて強く膿を出そうとすると、肌はもちろん傷つきますし、炎症も広がります。

ニキビの治癒が遅れたり何度も同じ場所にニキビができたり、治りにくい跡が残ってしまうこともあります。

負担がなるべく少なくなるよう、ニキビを潰す際は、清潔な状態で優しく行うようにしてください。

鼻のニキビを潰すと白い塊や液体が・・・これって何？

ニキビを潰した後に出てくる白い塊と白い液体、これはそれぞれ皮脂と浸出液というものです。１つずつ説明していきます。

毛穴の中で固まらずに残っていた皮脂はニキビを潰すことで外に出てきます。潰した部分からにょろっと出てきて気持ち悪いと感じる人もいるかもしれません。

実はこの皮脂のせいでニキビが酷くなってしまう場合があるのです。白ニキビは潰してしまった方が早く治ると言われることもあります。

しかし、不衛生な手で潰したり、潰し方を間違えるとばい菌が入ってニキビが悪化します。

次に皮脂の後に出てくる浸出液ですが、これは皮脂と違いさらっとしていて透明です。血が一緒に出てくるときもあります。

浸出液には傷を治す働きがあるので、拭き取らずにそのままにしておいたほうが、ニキビが治りやすくなり、ニキビ跡もできにくくなるそうです。

鼻のニキビを潰すとクレーターができるというは本当？

ニキビを潰すと肌にデコボコとしたクレーターができると考えていませんか？

跡が残るからニキビは潰してはいけないと母親などに言われたことがある人もいると思います。

確かにニキビを潰してクレーターができる場合があります。

これは、ニキビを潰すときに、奥の膿まで取り出そうとして皮膚の表面だけでなくその下にある真皮まで傷つけてしまったことが原因です。ニキビを潰した跡も傷になるのです。

大人になっても消えない昔の切り傷のように、深くまで傷ついてしまったニキビ跡はなかなか消えてくれません。

顔のほかの部分がきれいだと余計ニキビ跡が目立つようになります。

逆に、真皮まで傷ついていなければクレーターはできにくいとされています。

ニキビができたときは触ったり潰したりしたい気持ちをぐっとこらえて、いじらずに治るのを待つほうが良いかもしれません。

鼻のニキビを潰すと肌の機能が損なわれることもある

ニキビを潰して肌にダメージを与え続けると、肌表面の新陳代謝が乱れることがあります。

健康な状態の肌は、自然と肌を美しく保つための機能をもっています。

しかしダメージを受け続けた肌は普段通りの働きができなくなり、炎症が広がったり肌の新陳代謝の機能が損なわれたりします。

炎症が表皮の下の真皮にまで拡大すると、より深刻です。真皮では新陳代謝がほとんどなされないために傷が治りにくくなるのです。

雑菌がニキビを悪化させる可能性もあります。手を綺麗に洗えば良いと思うかもしれませんが、それだけでは十分ではないのです。

ニキビを潰したあとに、その傷口から雑菌が入ることもあります。

雑菌によって炎症が酷くなったり、跡が残ってクレーターができると、余計に目立ってしまいますし治りにくくなってしまいます。

ニキビが悪化することが心配なら、潰そうとせずにそっとしておきましょう。